働き方改革のブルース
新年最初の更新なので、ちょっと趣向を変えて、歌詞をご紹介することにします。ずっと昔(たぶん1984年頃。ということは35年前になりますね)に書いた歌詞に手を加えたものです。
より詳しくご説明いたしますと、「1番 2番 サビ 3番」だけのシンプルな構成だった1984年バージョン(当時は「おじさん」というこれまたシンプルなタイトルをつけていました)に、4番5番の歌詞と より不吉なセカンドのサビを付け加えた形です。
古い形のままの方が良かった気もするのですが、いじくりまわしてみたくなってしまったものはしかたがありません。
ということで、ご笑覧ください。
働き方改革のブルース
1 気持ちはわかるぜ うんざりなんだろ
四十の坂を登り詰め 五十の坂を転げ落ち
恋も夢も髪の毛も はるか彼方に 消え果てた
2 手を振ってるのは あんたのかみさん
毎朝毎朝二十年 毎晩毎晩二十年
アバタもエクボの時代は とおの昔に 過ぎ去った
※ こみあげる(怒りを)
こみあげる(涙を)
こみ上げる(ゲロを
ネクタイでせき止めて
3 バカな課長や うるせえ部長に
新入社員の若造や 生意気盛りの小娘に
朝な夕なにコケにされ でも月曜日は やってくる
※ 繰り返し
4 通勤ラッシュの 満員電車と
残業帰りの 最終列車に
折られ畳まれ詰め込まれ オレのソウルは瀕死だぜ
5 寝覚めのビールと 寝しなのバーボン
気付け代わりの焼酎と 食後にあおる冷や酒で
折れた心を支えつつ オレのソウルは天国さ
※※ 迫りくる(リストラ)
のしかかる(ストレス)
鳴り響く(ブルース)
ネクタイにぶらさがれ!※※ 繰り返し
お粗末さまでした。今年もよろしく。
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コメント
日経ビジネスオンライン「ア・ピース・オブ・警句」1/24付の更新を拝見し、Twitterもフォローさせていただいております。自分の親よりも歳上な小田嶋先生の文章がとても好きです。
35年前はまだ生まれてなかったので、この歌詞に漂う80年代の香りが新鮮で興味深く思えました。
投稿: 岩崎 | 2020/01/27 18:31