快勝
クラブワールドカップ準々決勝
浦和VSセパハン@トヨタスタジアム
3-1で快勝。
久しぶりの得点。久しぶりの勝利。というより、久しぶりにサッカーらしいサッカーができた試合だった。
こういうふうに意図通りのゲームができたのは、夏場以来だったのではなかろうか。秋口にはいってからは、ただただ耐えるだけの亀の子サッカーが続いていたわけだから。
たぶん、3連敗で開き直ったのが良かったのだと思う。窮鼠猫を噛むというアレだ。ついでにライオンを噛んでくれると良いのだが。
まあ、単純に疲労が取れたからということなのかもしれないが。ゲームの間隔が1週間以上あいたのも久しぶりだったわけだし。
- 先発メンバーの中では相馬の活躍が目立った。
- 相馬に関しては相手が甘く見ていたのか、マークが一枚しか来ていなかった。Jリーグではたいてい二人に挟まれて苦労しているのだが。
- 阿部と鈴木啓太のボランチが非常に良かった。プレスも速かったし、ボール奪取もけっこうあった。おかげで前後半を通じてほぼ中盤を制圧できた。
- 途中から出てきた小野伸二は微妙なデキ。足をひきずり気味に見えた。きっとまだ足首に痛みが残っているんだと思う。
- 失点は伸二のミスが起点。なんとなく蹴ったフリーキックが敵に渡るというイージーなミス。技術や戦術眼というより感覚に起因するミス。っていうか、ボーンヘッドだよね。
- でもまあ、試合に出ることでしか戻って来ない感覚というのがきっとあるのだろう。そういう意味では、失敗が致命傷にならない展開で、ゲームの空気になじむ機会を持てたのは良いことだった。
- ちょっと痛い思いをしたことも含めて。
- 致命的な結果に至らず、なおかつ反省につながったわけだから。
- って、伸二にはとことん甘いわけだよ。ははは。
- 永井も好調。ここ3試合ほどの停滞がウソみたいだ。
- ワシントンは全体的にミスが目立った。とはいえ、得点シーンは完璧。ダサいプレー続きの後に、突然ああいうスーパープレーが出てくるところがこの人らしい。
- ディフェンスは危なげなかった。
- 闘莉王のあれは、まあご愛嬌ということで勘弁してやってください。その前後に良いプレーがとてもたくさんあったので。
13日はミラン戦だ。
ううう。緊張する。
勝ったらどうしよう。
世界中に恨まれるんだろうか。
ぜひ恨まれてみたいものだ。
| 固定リンク
コメント
日テレ的には、日曜まで煽りが引っ張れるわけで万々歳な結果でしょうね。
あとは、ミラン戦は程々に善戦してくれて、3決で昇華してくれと願っているのではないでしょうか。
因みに、藤井アナは3決の実況を担当するらしいです。
深夜のヴェルディ戦で耳馴染んでますけども、あそこまで暴走を耳にしたのは初めてです。
過剰すぎる身贔屓の押し倒しも、される側になってみると案外心地良いのではないでしょうか。
投稿: nikki | 2007/12/11 18:05
かちましょうか?
投稿: NS9遣い | 2007/12/11 22:55
常にインターセプトを狙う姿勢が素晴らしかったですね。
さしものミランもあの勢いで噛み付かれたら…期待が膨らみますね。
それを事も無げにかわしてみせるミランを観てみたいって気持ちも少しはありますけどね。
投稿: juventino | 2007/12/12 02:00
小田嶋さんはじめまして。
★浦和に関係ない(イヤ、決勝戦で関係あるのか)反対側のヤマの話をして申し訳ないです。
昨夜エトワール・サハル vs. ボカに行って参りました。
なんと7~8割(印象)の客席が埋まっていた!
(主宰者の動員もあるのでしょうが)このマッチが埋まっている事実には、単純に嬉しかったです。
★それはそうとこの大会の運営者は最低ですね。
チュニジアから遠路はるばる来てくれた(と思しき)エトワール・サハルのサポーター。立って応援してただけなのに犯罪者扱いされてました。
ボカも浦和も立って応援するのに、何がいけないの?
★背広着た広告代理店風の若いリーマンが警備の人に怒鳴ってた。
「おい!コイツラ座らせろ!」
「コイツラから目を離すな!」
…なんて失礼な。
“サッカーの正義のために”日本は2009年以降、この大会の開催権を手放すべきと思いました。
★主宰者に正義はない。
が、浦和サッカーに正義はあると信じたいです。
今夜はヒートアップいたします。
投稿: takap | 2007/12/13 13:00
勝って欲しい、ただそれだけですね。
投稿: だんご | 2007/12/13 18:26