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2007/12/28

アーミーナイフ

 ※JAYWALKのボーカルを書類送検 車内にアーミーナイフ

ロックバンド「JAYWALK」のボーカル、中村耕一メンバー(56)が乗用車の中でアーミーナイフを所持していたとして、警視庁目黒署が銃刀法違反容疑で書類送検していたことが28日、分かった。「1年ぐらい前にキャンプに行き、置いたままだった」と話しているという。
 中村メンバーは今年6月8日未明、東京都目黒区青葉台で、同署員から職務質問を受けた際、乗用車内に刃渡り8.5センチのアーミーナイフを所持していた疑い。助手席にくくりつけてあったという。(後略)――12/28 産経新聞

 ん? 刃渡り8.5センチのアーミーナイフ?
 って、たったの8.5センチだろ? 
 大きさからして、「アーミーナイフ」と呼べるような代物ではないと思うんだが。
 っていうか、いったいどこの国の陸軍が刃渡り8.5センチみたいなちっぽけなナイフを武器に採用するんだ?

 ……と思って調べてみたところ、「アーミーナイフ」というのは、名前の響きこそ禍々しい(←直訳すれば「軍用刀」だからね)ものの、その実態はおよそ牧歌的な小鉄器であったようで、ウィキペディアの解説では アーミーナイフとは、軍隊が制式採用している、戦闘以外の日用的な用途に使用するための多機能な折り畳みナイフを指す俗称である。  てなことになっている。つまり、十徳ナイフだよね。ビクトリノックスとかの。ほら、缶切りやらネジまわしやらがゴチャゴチャ付いてるアレですよ。
 ナイフとしての用途もリンゴの皮剥きぐらいが限界。あるいは釣り糸を切るとか、せいぜい鮎をサバく程度。とてもじゃないが、こんな矮小な刃物じゃ中型以上のサカナはサバけない。まして人間を相手に害をなすだとか、護身に役立てるなんてことは不可能……だと思うんだが、それはそれとして、法律を厳密に解釈すれば、鉛筆削り用の折り畳み工作ナイフであっても、刃渡り6センチ以上の刃物を「正当な事由なく持ち歩」いている人間は、銃刀法違反で検挙可能であるらしい。っていうか、刃渡り3センチのキーホルダー型ナイフであっても、軽犯罪法で引っ張ろうと思えば引っ張れるわけだ。おそろしいことに。
 
 ちょっと前から気になっているんだが、ここ数年、このテの微罪逮捕が目立つ。
 あるいは、オウム事件をめぐるドサクサの折に、「歩道上で不必要に立ち止まっていたから道路交通法違反」みたいな調子の別件逮捕を容認する市民感情が形成(←「オウムみたいな連中を取り締まるためなら、多少の無茶は仕方ないよね」みたいな感じで)されたことで、警察の皆さんは調子に乗ったのかもしれない。
 というよりも、もっと単純に言って、彼らは検挙率を上げるための点数稼ぎに走っているということなんだろうか。
 いずれにしても、クルマに十徳ナイフが積んであったぐらいなことで、逮捕されて、書類送検されて、しかも、その事実を全国紙にリーク(←記事にされてるってのは、そういうことだよね?)され得るのだとすると、無事で済む人間はそんなにいないんではなかろうか。
 逆に、警察の側からすると、気にくわないタイプのプチ有名人とかは、どうにでも料理できるってなことになる。   オレも注意しないといけない。
 実際、クルマに何が積んであるかなんて、まるで把握してないわけだし。

 でもさ。クルマのトランクとかコンソールボックスというのは、そういうふうな「通常はまず使わないんだけど、万が一のために一応用意しておく」みたいなものを保管しておくべき場所だったんじゃなかろうか?

 たとえば、緊急時脱出用のハンマー(←クルマが横転したり、水中に落下した場合には、フロントガラスを破壊して脱出するほかにどうしようも無いんだそうだぜ)みたいなものも凶器と認定される可能性はあるわけで、そういうものをドアポケット(だって、手が届く範囲に常備してなかったら緊急時の脱出には使えないだろ?)に放置したまま都内を走っているオレは、ある日突然逮捕されるんだろうか。

 いや、そんなことより、自転車移動の折に持ち歩いているリュックの底に、スケッチのための色鉛筆と鉛筆削り用の折り畳みナイフを常備している男であるオレは、おそらく、そう遠くないある晴れた日の午後、突然職質を受けて、軽犯罪法違反か何かで逮捕されることになるわけだよ。でもって、即日書類送検されたあげくに、鵜呑み系社会部記者が書き飛ばす記事のネタにされて、ちょっとした地元の有名人になる。で、マンションのエレベーターに同乗した近所のおばさんの詰問じみた視線に耐えながら、残りの半生を猫背で暮らして行くことになるのだな。美術愛好家であるというそれだけの理由で。悲しいよな。考えるだに。

 中村耕一メンバーは、ぜひくじけずに頑張ってほしい。

 

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2007/12/17

クラブワールドカップ

昨日のゲームになってしまったので、簡単に。
昨日は忙しくて、感想を書くヒマがなかった。

本当は今日も忙しいのだが。まあそこはそれ。関係者の方々はもう少しだけおまちください。
色々と整理がついたら結果が出ることでしょう。

※浦和VSエトワール・サヘル

  • 2対2の同点。PK戦の末勝利。みごと3位を獲得。ワシントンの2ゴールが素晴らしかった。ありがとう。
  • 小野伸二選手がベンチ入りしていなかった。淋しい。コンディションをもう一度作り直して、ぜひ出直してほしい。サッカー選手の現役時代は決して長くない。たのむ。来年こそ本来の姿をみせてくれ。
  • 山田の復帰が嬉しかった。
  • 藤井アナはちょっとサッカーの知識がアレですね。アナウンス技術そのものはしっかりしていると思うんだが。

※ACミラン VS ボカ・ジュニアーズ

  • 4-2でミランの勝利。
  • ここ数年のクラブW杯(トヨタカップ時代を含む)でのベストゲームではなかったろうか。
  • パス精度、スピード、ディフェンスの囲い込みの速さなど、非常にレベルの高い好ゲームだった。
  • 表彰式の演出がグレードアップしてた。やればできるんじゃないか。
  • でも、横浜国際はやっぱりサッカーをやるグラウンドじゃないですね。いろいろと行きがかりはあるんだろうけど、来年はぜひ埼玉スタジアムでやってほしい。無理ならトヨタスタジアムでも可。横国は今回限りにしていただけるとありがたい。

 試合後、表彰式とインタビューが見たくて「総集編」枠の番組を引き続き見ていたのだが、明石家さんま師匠が著しく鬱陶しかった。詳述はしない。ブログが汚い言葉で汚れることになるから。

 明石家さんま氏について、穏当な言葉で、冷静な文章を書くのは、現状では、まだむずかしい。
 書けば、きっと不穏当な言葉が並んでしまうことになる。
 なので、やめておくよ。師匠。
 まあ、先方のテレビ露出が半減したぐらいの頃合い(半年後ぐらいか?)をみはからって、振り返るカタチで書くのがベターなのでありましょう。
 それまではおあずけ。

 さて、仕事仕事。と。

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2007/12/14

善戦

FIFAクラブW杯準決勝 浦和 VS ACミラン @横浜国際競技場

 試合に備えて昼過ぎから午後6時まで寝る。
 で、試合直後からいましがた(14日午前3時)まで寝てました。
 つまりそれだけ体力を使ったということだ。テレビで見ているだけのオレが。
 選手はもっと大変だったはずだ。まずはご苦労様と言いたい。
 ゲームは拮抗していた。
 実力が拮抗していたと言い張るつもりはない。
 でも、ゲームは拮抗していた。
 アウェイのチームがアウェイの戦い方で慎重に来ているのだから、当然、ゲームは拮抗する。
 でもって、アウェイの戦い方をしている慎重なチームから得点チャンスを奪うことは著しく困難なミッションだったわけで、結局、ボール保持率(←前半の終わり頃、実況アナが「61%対39%」ぐらいなことを言っていた。後半は70%対30%に近かった気がする)が示すとおりの、重苦しい闘いが続くことになった。
 かくして、私はかくのごとくに疲労困憊している次第だ。ううう。

 以下、うまくまとまりそうにないので、箇条書きで雑感を述べて寝ることにする。そうだとも、とてもひどく疲れているのだよ。心を酷使したのでね。

  • 点差ほどの接戦だったわけではない。それはわかっている。
  • とはいえ、タコ殴りに遭ったと言わねばならぬほどの大差はなかった。このあたりがサッカーというゲームの素晴らしさだ。不利な側のチームにも必ず何回かの勝機が訪れる。そういう設定になっている。素晴らしいじゃないか。多少の実力差はコンディションとスタジアムの空気と時の運みたいな不確定要素が埋めてしまうわけだから。
  • 浦和のサッカーが世界に通用した、と叫ぼうとは思わない。
  • でもイタリア人の歌舞伎やミラネーゼの書道よりはずっとましなものをお見せできたはずだ。
  • ジローラモの日本語、ぐらいだろうか。
  • いや、デーブ・スペクターぐらいのレベルには来ていたと思う。そこいらへんの素人よりはずっと達者な軽口。駄洒落だって自由自在。足りないのは思慮だけ。
  • カカは、あれは1対1では絶対に止められない。テクニックもさることながら速すぎる。速度超過違反。ここのところ好調だった坪井がああいう感じで振り切られる姿は、やはり驚きだった。
  • ワシントンのシュートは枠ギリギリのところに飛ぶ素晴らしい弾道だった。
  • にもかかわらず、ジダはきっちりとキャッチしていた。
  • つまり、あのGKが立っている限り、ペナルティエリア外からのシュートは、どんなに素晴らしいコースに打ってもほぼ100%セーブされるということなわけだ。
  • ってことは、きちんと相手のディフェンスを崩した上で、エリア内に侵入して、なおかつ打つかハタくかの複数の選択肢がある中からファインシュートを撃たないと点は獲れない、と。
  • 0点と1点の差はとてつもなく大きい、と、そういうことなのだな。結局は。
  • 勉強になった
  • 実況アナは、セパハン戦の時の人と同じ声に聞こえたが、同一人物だったのだろうか。
  • セパハン戦の時よりは、ずいぶんマトモな実況をしていた。
  • 自分の実況VTRを見て反省したのか、それとも単に慣れたのか、あるいは、ゲーム自体がより緊迫していたということなのか、いずれにしてもめでたいことだ。
  • 放送席にさんまを座らせなかったのも正解。英断だった。
  • ま、ハーフタイムと試合前後に出てくるだけでも十分にウザかったが。
  • ここ数年、さんまは、サッカー関連の話をするにあたって、必ずや国内サッカーに対する侮蔑の念をチラつかせずにおれなくなってきている。わざわざそんなことを言わなくても、「オレは海外サッカー通だよ」と、それだけ言っておればそれで十分なのに。
  • のみならず、「オレらみたいなサッカー通からすると、日本のサッカーなんかアホらしくて見てられんよ」ということを、メディアを通して公言していたりするわけだが。
  • いったい、どういう意図なんだ?
  • 日本のサッカーが、現状において、欧州サッカーの最高峰と比べて見劣りのする水準にあることは、さんまの言う通りだ。
  • そんなことは、一芸人の指摘を待つまでもなく、サッカーファンなら誰でも知っている。
  • でも、サッカーはレベルどうこうだけで見るものではないよ。
  • 強いチームのレベルの高いサッカーを見ることは、サッカーを楽しむ上での重要な要素のひとつではある。でも、それがすべてではない。と、そういうことだ。
  • あたりまえの話じゃないか。
  • サッカーを見ることと、チームを応援することは別だ。
  • サッカーを観賞することと、プレイを見ることもまた別次元の話になる。
  • だからこそ、世界中のサッカーリーグに強いチームと弱いチームがある中で、それぞれのチームに地元のファンがついていて、それぞれが熱い声援を送っているわけで、要するにサッカーというのは、スタジアムの座席に座っているファンの数と同じだけ、毎日新しく生産されている、個人的でありながら公共的でもある一種不可思議な共同体験なのである。
  • それゆえ、当然のことながら、強いチームのファンがすなわち一流のサッカー通だというわけではないし、高いレベルのサッカーを見ている人間が高級な人種だというわけでもない。
  • むしろ反対かもしれない。
  • 弱いチームの低レベルなサッカーや、マイナーなリーグの凡庸なプレーの中に観戦の楽しみを見出すためには、ゲーム観察者の側により高度なサッカー教養が備わっていなければならないはずだからだ。
  • ……っていのは詭弁だよ。わかってるってば。言ってみたかっただけだ。
  • でも、古い時代のサッカーを知っていることや、遠い国の高いレベルのサッカーについて知識を持っていることが、サッカーファンとしての品格を保証するわけではないんだよ。な、師匠。
  • っていうか、国内リーグのチームが試合をしている場所にわざわざやってきて、海外リーグの知識をひけらかす態度は、人として下品だぞ。
  • 廻転寿司の店先に立って「お前らの食ってる寿司はニセモノだぞ」と言っている人間がいたとする。本人は優越感を表明しているのかもしれない。勝利宣言をしているつもりなのかもしれない。でも、彼は、人々に笑われることになる。「おい、食っている寿司の値段で自ら優位性を主張してやまない人間がここにいるぞ」と。
  • ベンツに乗っている人間は、カローラに乗っている人間に比べて、高い経済力を持っているのであろう。が、ベンツのオーナーがカローラのドライバーに比べて、より高級な人間だというわけではない。
  • アルマーニとユニクロの差も、センスの差というよりは可処分所得ないしはファッション支出の差異に過ぎない。ただ、薄っぺらな人間は、経済力がもたらす格差やファッションブランド発の優越感を、全般的な人格力の差として認識しがちだという、それだけの話だ。
  • さんま師匠は、あるいは高級ブランドの服を身につければそれだけで人間としての品格が向上し、高いクルマに乗れば自分の価値が上昇し、欧州リーグのサッカーを語っている自分はJリーグのスタジアムに座っている人間よりもサッカー人として高い場所に立っていると思いこむような、軽薄な人間ではないのかもしれない。
  • だったら、そう思われても仕方のないような言動は慎んだ方が良いと思う。
  • 手遅れだけど。たぶん。

寝よう。仕事は明日。

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2007/12/11

快勝

 クラブワールドカップ準々決勝
浦和VSセパハン@トヨタスタジアム

 3-1で快勝。
 久しぶりの得点。久しぶりの勝利。というより、久しぶりにサッカーらしいサッカーができた試合だった。
 こういうふうに意図通りのゲームができたのは、夏場以来だったのではなかろうか。秋口にはいってからは、ただただ耐えるだけの亀の子サッカーが続いていたわけだから。
 たぶん、3連敗で開き直ったのが良かったのだと思う。窮鼠猫を噛むというアレだ。ついでにライオンを噛んでくれると良いのだが。
 まあ、単純に疲労が取れたからということなのかもしれないが。ゲームの間隔が1週間以上あいたのも久しぶりだったわけだし。

  • 先発メンバーの中では相馬の活躍が目立った。
  • 相馬に関しては相手が甘く見ていたのか、マークが一枚しか来ていなかった。Jリーグではたいてい二人に挟まれて苦労しているのだが。
  • 阿部と鈴木啓太のボランチが非常に良かった。プレスも速かったし、ボール奪取もけっこうあった。おかげで前後半を通じてほぼ中盤を制圧できた。
  • 途中から出てきた小野伸二は微妙なデキ。足をひきずり気味に見えた。きっとまだ足首に痛みが残っているんだと思う。
  • 失点は伸二のミスが起点。なんとなく蹴ったフリーキックが敵に渡るというイージーなミス。技術や戦術眼というより感覚に起因するミス。っていうか、ボーンヘッドだよね。
  • でもまあ、試合に出ることでしか戻って来ない感覚というのがきっとあるのだろう。そういう意味では、失敗が致命傷にならない展開で、ゲームの空気になじむ機会を持てたのは良いことだった。
  • ちょっと痛い思いをしたことも含めて。
  • 致命的な結果に至らず、なおかつ反省につながったわけだから。
  • って、伸二にはとことん甘いわけだよ。ははは。
  • 永井も好調。ここ3試合ほどの停滞がウソみたいだ。
  • ワシントンは全体的にミスが目立った。とはいえ、得点シーンは完璧。ダサいプレー続きの後に、突然ああいうスーパープレーが出てくるところがこの人らしい。
  • ディフェンスは危なげなかった。
  • 闘莉王のあれは、まあご愛嬌ということで勘弁してやってください。その前後に良いプレーがとてもたくさんあったので。

 13日はミラン戦だ。
 ううう。緊張する。
 勝ったらどうしよう。
 世界中に恨まれるんだろうか。
 ぜひ恨まれてみたいものだ。

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2007/12/07

三ま主義

Sanmaism

さんま師匠の絵を発見したのでご紹介します。
スポルティーバ誌上で連載していた「二次観戦者の至福」のために描いた挿し絵です。
画用紙に水彩&墨で描いた絵を切り抜いてフォトショップで加工しました。
テキストは2004年11月号。内容はアテネ五輪の特番における明石家さんの言動についてです。
当時から芸風は変わってなかったわけですね。

原稿およびイラストは大好評在庫中の「1984年のビーンボール」に収録されています。
クリスマスプレゼントにどうぞ(笑)。

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明石家三文オペラ

  • 日テレのサッカー番組? ええ、見ましたよ。
  • でも、冒頭のところをちょっと見て、あまりにも不愉快だったので、すぐに視聴を中止しました。
  • ネタにせねばならない場合(笑)を考えて、一応録画してあります。
  • そういう貧乏性がちょっと悲しいですよ。わがことながら。
  • 以後、仕事の合間に、時々スイッチを入れてはムカついて消すという動作を繰り返しつつ、断片的に4分の1ほどを視聴しました。

以下、現状で気づいた点などを。
まあ、ネタにせねばならない場合を考えて、ざっとしたところだけを。うん。貧乏性なのでね。

  • さんまは、二度とサッカーの仕事にかかわらないでほしい
  • 半端なウンチクと、古くさいツッコミ。おなじみのサイン自慢。完全に賞味期限切れだよね。芸人として。
  • しかも、大切なはずのサインをスリッパとかにしてるし。
  • テレビタレントとしての価値を云々する以前に、人間としての最低限の礼儀を踏み外してると思います。
  • 結局、テレビの人気者としての生活を四半世紀も続けると、さんまのような男でも尊大になるということだ。
  • 現状のさんまは、一人の哀れなエゴ・マニアックスに過ぎない。
  • 一時期の萩本欽一とダブる。
  • いつか二十四時間テレビで走ってほしいな。半べそで。五年後ぐらいに。
  • さんまの存在以上に不快だったのは、スタジオ中の人間が、およそ面白くもないさんまの話におおげさに感心している、そのテレビの空気の不潔さだった。
  • 何なのだろうね、アレの空気は。
  • 後輩芸人のあのみっともないおべっかは、もしかしてさんまには快適なんだろうか。
  • 視聴者には拷問だよ、あの侍従笑い溢れるスタジオ映像は。
  • さんまは、「さんま御殿」みたいな空間を作ってやらないと出演してくれないのかもしれない。
  • そうまでして出てもらう価値があるんだろうか?
  • 局の側にさんま出演メリットがあるのだとすると、半分ぐらいは、利権がらみだと思う。いずれにしても、視聴率だとか需要だとかとは無縁ですよ。現状。
  • 芸歴の長いタレントと放送局の中の特定の立場の人間の間には、ゼネコンと役人の間に発生しているみたいな相互便宜供与関係が生じるのだと思う。いずれにしても、編成権、キャスティング権、ギャラ、番組予算獲得枠、知名度といったような要素は、局と芸能人の双方にとって、あきらかな利権なわけだから。具体的にキックバックが介在していようがいまいが。 
  • くりぃむしちゅーは早めに消えてほしい。できればスキャンダル発覚とかで。
  • 次長課長は、さんまみたいな先輩とは距離を置くべきだと思う。でないと、小器用な半端芸人から脱却できないぞ。手遅れかもしれないが。
  • 土田も逃げるなら今のうち。ぜひ逃げてほしい
  • にしおかは責めない。出自から経歴から立ち位置から芸風から末路までの一切合切があまりにも哀れすぎるから。
  • さんまとセットになっている「美女」とかの出演陣は、別に映る必要ないだろ? 視聴者の側からの需要はどうせ皆無なわけだから。楽屋妻だとかスタジオグルーピーみたいな扱いで充分。

 まだまだ色々と言いたいことはあるけど。あんまり建設的なコメントは出てきそうにないので、これ以上は自粛しておく。アタマの中にあることをモロなカタチで言葉にしたら、きっと炎上するだろうから。

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2007/12/01

困憊 ler

J1最終節 横浜FC VS 浦和レッズ @日産スタジアム

 ここ数試合、試合に出ているメンバー全員がオーバートレーニング症候群に近い状態でした。
 1シーズンの間、レギュラーの11人に頼り切った選手起用を続けてきたことのツケが、終盤に来て一気に表面化した気がします。
 もっと思い切ってサブの選手を投入すべき時期や時間帯や相手があったように思えるのですがね。後知恵で考えればですが。

 チームの戦術や個人の技術を云々する以前に、最初の一歩が出遅れることと、最後の一歩を追い切れないことがいかにゲームを破壊するのかということを思い知らされました。

 ぜひ、切り替えて、クラブワールドカップでガンバってほしいです。
 ……って、ATOKがイヤな変換をしてきました。
 「ガンバる」だなんて、誰がこんな言葉を教えたのでしょうか。
 じっさい、ここしばらく、レッズは、ガンバじみてました。勝負弱さとか、詰めのスイーツさとかが。

 ポンテが心配です。
 ワシントンがこの状態で、ポンテが怪我では、世界に向けて恥をさらすことになりかねません。
 とにかく、選手の皆さんには一週間、死んだように休んでほしいと思います。
 私も、この先一週間は、死んだように蟄居して暮らす所存です。

 ううう。

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吹き替えに値せず

「評価に値せず!」所ジョージら声優陣が『シンプソンズ』プレミアで毒舌トーク

※以下、記事の一部を引用します。リンク切れ対策です。他意はありません。問題があるようなら消します。

20年にわたってアメリカで愛され、日本でも熱狂的なファンを持つTVアニメシリーズ「ザ・シンプソンズ」が、満を持してついに映画化。『ザ・シンプソンズ MOVIE』が全米での大ヒットに引き続き、日本でも12月15日(土)に公開を迎える。これに先駆けて本作のジャパンプレミアが11月29日(木)開催され、日本語吹き替え版でシンプソン一家の声を担当した所ジョージ、和田アキ子、田村淳(ロンドンブーツ1号2号)が上映前の舞台挨拶に立った。( この映画のフォトギャラリー

3人はそれぞれが演じたキャラクターの着ぐるみを引き連れて登場。この日は晴天にもかかわらず所さんは「お足元の悪い中、来ていただいてありがとうございます」と挨拶。いい加減さにかけては、声を演じたホーマーそのもの。「意外と見ごたえがあり、面白いんじゃないかと思います。この映画に手応えを感じられる人は心に余裕がある人で、『これ、どうなんだろう…?』って思った方は心の貧しい人です」とユーモアたっぷりに作品をアピール。かと思えば和田さんと淳さんの映画を薦めるコメントを聞きながら所さんは「これってそんなにいい映画でしたっけ?」と混ぜ返したり「評価を下すというよりも、ただ観てほしい。ていうか評価に値しないんでね(笑)」、「ひとつひとつのシーンに、決して意味はありません!」と褒めてるんだかけなしてるんだかわからないコメントを連発。やる気のなさを突っ込まれると「そんなことないですよ。ちゃんとアフレコやったんで、後は(報酬が)ふり込まれるのを待つばかりです(笑)。120%の力を出したんで、ギャラも120%ほしいですね」と、とぼけた調子で返した。

もっとも、作品についてのコメントに関しては長男のバートの声を担当した淳さんもいい勝負。「確実に言えるのは、観ても絶対に泣けない、ということ。意味がわかんなくなっても、観終わった後に熱い論議を交わさないでください!」と力強く呼びかけた。自身の役については「今年で34歳なのに小学生の役をやりまして。子どもの役をやったらイメージアップになるんじゃないかと期待したんですが、映画の中で酒飲んだりとむちゃくちゃなんですね。イメージダウンになるんじゃないか心配です」と笑った。 (後略)

↑ひどいよね、これ。

 もしかして、この人たちは、他人さまからのオファーに対して「いいかげん」な態度をとってみせることが、なにかの自慢になるというふうに考えているんだろうか?

  • 才能の誇示:「ほら、オレって、必死になって努力なんかしなくても、適当にやってるだけでこの程度の仕事はこなせるわけだから」という感じ
  • 権力の誇示:「得意先にペコペコする必要はないんだよね。オレぐらいになると」
  • 度胸の誇示:「オレは、干されるのが恐いとか、そういう方針で生きてる男じゃないんでね。いや、そういうヤツもいるけどさ。やたら腰低くてみたいなみっともないのがさ。うちの業界にも」ぐらいか?

 要するに、テレビ世界のセレブのみなさんは、声優の仕事をナメているし、ヨゴレ仕事ぐらいにしか思っていないわけだな。
 そんな志の低い人たちに大切な吹き替えの仕事を振るのは、原作に対して失礼なんではなかろうか。

 個人的には、「ザ・シンプソンズ」は、所、和田、アツシみたいな人たちにはもったいない作品だと思う。猫に小判。っていうか、馬の口が念仏を唱えてるみたいなバカな話ですよ。おまけに小判鮫に小判だし。

 最近、洋画やアニメの吹き替えに有名人(テレビ有名人。芸人とか歌手とかアイドルさんとか。あるいは、出たがりのコピーライターみたいな文化人枠の人間)を起用するケースが目立つのは、たぶん、プレミアショーに記者を呼びたいといったような思惑がそうさせていることで、要は宣伝なのだと思う。でも、このケースを見る限り、たいした効果はない。っていうか、逆効果でさえある。
 なにより、原作が台無しになる。出演者(ないしはキャラクター)がヘタクソな声でしゃべるわけだから。

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