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2007/09/06

平成

 台風関係のニュースを見ていて気づいたのだが、過去の台風データを紹介する際、どうやらNHKだけが「平成」「昭和」という、元号を使っている。
 NHK以外の民放各局は、「2005年の20号は……」という具合に、西暦で放送原稿を書いている。

 個人的な感想だが、私は、民放の原稿の方がわかりやすいと思う。
 平成13年とか言われると、正直、イメージが湧かない。
「ん? 何年前だ?」
 と、いちいち計算する気持ちにもなれない。

 もしかして、NHKの社内基準に、元号を使わねばならないシバリみたいなものがあるんだろうか。
 公共放送だから、とか。
 お役所からの内々の通達があるとかないとか。あるいは、有形無形の圧力があったりなかったりとか。

 とにかく、放送における元号の使用については、ぜひ再考をおねがいしたい。
 っていうか、放送原稿や新聞記事みたいな影響力のデカいテキストは、この際、西暦に統一してくれるとありがたい(ついでにいえば、役所の連中が使う「年度」という概念も、ぜひ撲滅したい)わけです。

 いや、皇室に含むところはないのだよ。
 ただ、私の中の数学的潔癖が、元号の存在をうとましく感じる、と、そういうことだ。
 そう。ウザいのだよ。なんだかゴチャゴチャしていて。
 だから君が代も日の丸も、ぜーんぶ認めてさしあげるから、その代わりに、元号を廃止するわけには参らぬものだろうか。

 平成にはいってから、色々なものの計算がますます面倒になった。本来なら一本道の加減計算のみで済ませられるはずの日時計算に「元年」という例外要素が混入すること自体、なんだか不愉快だし、昭和時代に通用していた「西暦の下二桁に25を足せばオッケー  西暦の下二桁から25を引けばオッケー(←平成壱九年九月八日訂正)」みたいな簡便な計算法が通用しなくなったことも痛い。

 わが出版界では、この10年ほどの間に、著者プロフィールの中に登場する生年月日や卒業年次は、ほぼ西暦に統一されつつある。まあ、世紀もまたいだわけだし、当然の措置だと思う。このほか、雑誌原稿の中の時代表記や、世代論や時代風俗を語る時の単位も、西暦のディケイド('60s とか、80年代とか)が主流になっている。

 この調子で、ぜひ「平成」という単語を死語に追い込んでいきたいものだ。
 いや、だから、皇室を軽視してるんじゃないんだってば。
 悠仁さまプリティーだし。

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コメント

私と全く逆です。
仕事上の書類、あらゆる資料は全部平成表記。
ちなみに会社の資料やらを作成精査したりする
部署に回されまして。
俺だけの右翼活動を徹底しています。
PCのマクロやらプログラムは流石に西暦ですが。
例えば日付を書く欄には( / / )なんて書きますが
(平成  年 月 日)私が作るとですね、こうなります。
ええ、嫌がらせです。それ以上でも以下でもありません。
ついでに月も睦月如月などにしてやろうかとも。

悠仁さまはプリティーを超えていますが。

投稿: slider | 2007/09/06 22:27

>slider様

私にはかかわりのない話なのですが、いったい
どなたに対する嫌がらせなのでしょうか。
あなたが決めた社内基準を守らざるを得ない
他の社員の方々へのなのでしょうか。

普通に考えれば、それは「あなた」への苦情を増す
だけの愚行にしか思えません。
お仕事を干されなければと思うばかりです。
私にはかかわりのない話ですが。

投稿: hikondo | 2007/09/06 23:35

> PCのマクロやらプログラムは流石に西暦ですが。

うはは。
先の元号切り替えの際にプログラマを一番悩ませたのがこの辺らしいですね。
(0でなく1から始まるし、同じ年がある日付から年号変わるんで処理が恐ろしく面倒い)
やるんだったら徹底しましょう。

私ですか? 今年が平成何年なのかすらさっぱり分かりませんよ(笑)。

投稿: かくた | 2007/09/07 00:29

私は今、某損保会社でコンピュータの仕事をしてますが使ってる日付は元号ベースです。また元号が変わる時、大変な事になるのは分かりきってるのに。アホかと思います。

投稿: nyatete | 2007/09/07 00:47

 新聞では、「産経」が元号を使い、
「読売」、「朝日」、「毎日」、「日経」、「東京」などは
西暦を使用しています。

投稿: 富久亭 | 2007/09/07 09:23

だったら、全て皇紀に統一すれば良いんじゃないですかね。

投稿: 通りすがり。 | 2007/09/07 10:15

えっと、公文書は和暦で表記しなければならないと、法律で決まっているんだとか、
そうでないと無効になってしまうんだとか・・・。
元号法でしたっけ?(うろおぼえ)

ですので、システムから出力する帳票類を設計する時は
「ココの表記は西暦でいいんかい? ホンマかい? 将来困らんかい?」と
しつこいほどお客に確認しますです。

プライベートでも、モメごとのネタになりそうな代物は
和暦で書いてあるかどうか、ついチェックしてしまうであります。
トラブルの際に「そんなの証拠にならないもんね~。」などと言われたら
泣くに泣けません。

投稿: 小心者のSE | 2007/09/07 11:01

元号法は何かを強制するものではありません。

元号法は、
戦後、旧皇室典範の廃止で、元号の存在の根拠がなくなってしまった。しかし習慣的に元号は使われ続けていた。
皇位の継承の際には、新元号を制定する根拠がないと元号が存続できなくなってしまうので、元号法が制定された。
元号法は、新元号の決め方を定めた法律であり、国民にその使用を強制するものではない。

という理解でよいと思います。

役所で西暦を使っている例

>東京都中野区は、1990年から区の内部文書には西暦を使い、卒業証書も希望者には西暦表記
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/yougokaisetu-ippann.htm

政府でも国民に元号使用を強制しないことは、繰り返し答弁しています。

ただし、地方自治体では条例によって公文書は元号使用と決めているところが多いと思います。

私は常に西暦使用で、役場に出す書類もすべて西暦です。日教組は日の丸・君が代の強制排除からは実質撤退しましたが、なぜ不便の度合いが格段に高い元号の使用に反対しないのか不思議です。

投稿: haimo | 2007/09/07 11:34

皇紀わわかりやすうてええよお。660足しゃええぬ輩。

俺も元号Uzeeeeeeee と 35年ほど思ってましたるが

西暦はもっとだと 結論しとりまする。ちゃんばらせいとわゆわんが タオリングのタオルくらいわ要るとおもうの。センチメンタルバスって知ってる哉。

田中聖もわかりやすうが ええくわない。

投稿: FF2遣い | 2007/09/07 14:05

>haimo様

法律ではなく条例だったんですね!
勉強になりました。
ありがとうございました。

私も脳内デフォルトは西暦でして、日常生活はそれで回しております。
しかし、「ここぞ!」というような書類を作成する場合に限り
ネット上の変換サイト等で調べて和暦を使っております。
後で書き直しになったりするのも、「私は西暦派です。(キッパリ)」などと
主張するのもめんどくさい。

商売では、お客が公官庁の場合は対外文書の類はおおむね和暦表記ですが、
組織内のプライベートな物は西暦表記のリクエストが結構あります。
当の役人が一番不便を蒙っているのかもしれません。
現場からの圧力に期待しています。


>管理人様

人様のブログで長々と失礼いたしました。m(_ _)m

投稿: 小心者のSE | 2007/09/07 14:50

現在私の持っている免許証は「平成22年00月00日まで有効」だそうだ。
“平成”が22年になる前に次の年号に変わってしまったら、
この免許証は永久に有効なんだろうか? ハハハ

投稿: kuni | 2007/09/07 15:54

>「西暦の下二桁に25を足せばオッケー」みたいな簡便な計算法が通用しなくなったことも痛い

平成の場合
「西暦の下二桁に12を足せばオッケー」
なので、もっと楽な気がしますが。。。

現時点だと平成と昭和の2つを使い分けなきゃいけない場合があるのが面倒っちゃ面倒ですけどね。

投稿: tsubo | 2007/09/07 15:58

>西暦の下二桁に25を足せばオッケー

25引けば、なのでは?

同様に平成の場合は、「12を足す」でもよいのですが、平成元年の前年1988年の「88を引く」で私は計算します。

1925年を覚えていらっしゃったのなら、1988年も覚えられるのでは?

投稿: スルーパス | 2007/09/08 00:23

>スルーパスさま
 御指摘ありがとうございます。
 たしかに、「25を引けば」が正解でしたね。訂正しておきます。
 
>1925年を覚えていらっしゃったのなら、1988年も覚えられるのでは?

 理屈の上ではおっしゃる通りです。が、生まれて以来の昭和時代を通じてアタマに刻み込まれ、半ば条件反射的に換算可能になっていた「昭和→←西暦変換」と、中年を過ぎてから発生した「平成→←西暦変換」は、やはり、実感として、まるで別なわけです。
 もちろん、12を足す計算が不自由なほどアタマが腐っているわけではありません。
要するに面倒くさいのです。
 年号みたいな日常レベルの単語を使うにあたって、いちいち計算過程が発生することが、当方の神経を逆なでにするわけでして、 「ウザい」というのは、そういうことです。
 平成氏ね、と。

投稿: 小田嶋 | 2007/09/08 01:46

通貨

平成って 馬○国人が決めたんでしょ。そーだそーだそうに決まったどおりでおしりのおさまりぐわいがわるいわけだわ

処で

てるくはのる ⇒ つきりのねり この変換はおkでつか。HAL とIBM準拠。

で 利根の規律 と読むとで砂。なにやらもやんもやんと。しちくるりん。利根川。

投稿: FF2遣い | 2007/09/08 02:51

ちょつとまつがいたが脳内補完シテネ。

投稿: FF2遣い | 2007/09/08 02:52

病院というところは,どうも保守的で,診断書等は基本的に元号ベースですが,
電子カルテ導入を機に,徐々に西暦に移行しつつあるようですね。
私個人は,「平成」に斜線を入れて,西暦下2桁で書き直すこともあります。
別に,平成という元号に恨みがあるわけでもなく,単に便利だからですが。
もっとも,患者さんは,自分の生年を元号で覚えていることが圧倒的に多く,
患者の利便性という点でも,元号の使用はそうそう廃れないでしょうね。
明治生まれの死亡診断書を書く機会が,かなり減ったという感慨はあり,
そうした意味では,時代の流れをより実感できるとは思います。

投稿: bbdqn | 2007/09/08 09:50

ポイントは12や25を覚えれば良いという話じゃないのでしょうね。
変換のための数字を1個覚えて計算すればOKと言う人なら、別にどの数字であっても同じです。それがたとえば7だろうが39だろうが。
でも、普通はそれを覚えて「足し引き」をするのが面倒。
っていうか足し引き自体をやらない。
小田嶋さんが実際に25を「引いて」はいなかったのと同様にね。

昭和と西暦の変換が楽だったのは、10進数の計算では、5の剰余が等しい数同士は足しても引いても末尾が等価に相互変換できるからです。
要するに「2から7」も「7から2」も同じ論理で計算ができる。
だからたとえば末尾が「7」だったら、変換後の数字の末尾が「2」というのがまず頭に浮かんで、普通に生活していれば10年単位で間違えることはまずない(※)から、即座に正解が浮かぶ。そういうことです。

※今年は平成19年だっけか…と思う人は多いと思うけど、今年が平成9年や29年かと思う人は、そう多くないでしょう。

残念ながら「12年」ではこの計算ができません。
たいていの人は無意識的に上の計算をやっていたから、昭和から平成になって急に変換が難しくなったのでしょう。

投稿: hikondo | 2007/09/08 09:55

 平成が使いにくい理由がもう一つあります。

 単純に、年数が中途半端。大正のように15年くらいで終わるなら、感覚的に「大正○年」ってどういう年だったかわかるし、逆に昭和のように40年以上も続いていれば、年金の納付年数も超えてるし、住宅ローンだってほとんど終わってるので、昭和の中で話がほとんど終わる。

 しかし、現在の平成19年って時期は、そのどちらでもない。歴史を皮膚感覚で理解するなら長すぎるし(もう平成一桁の時代なんて憶えてないよ。何があったんだっけ?)、年金や保険の処理をしようとすると、今度は短すぎる。

 平成が40年越したら、平成でも使いやすくなると思いますね。

投稿: Inoue | 2007/09/08 14:10

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