あべはパルプンテをとなえた
辞意表明だそうで。
いや、びっくりいたしました。
つまり、昨日の所信表明は自慰だった、と。
で、明日からは爺。
若き引退老人としての長い静かな老後。
ちょっとうらやましいな。
官房長官、幹事長など、党幹部が異口同音に「健康問題」を示唆しているのが興味深い。
つまり、アソーさんやヨサノさんからしてみれば、
「せめて、《主治医と相談した結果、国政の重圧を担うに足る体調では……》ぐらいな言い訳はしとけよ」
という気分があるのだと思う。
ウソであれ言い逃れであれ、一国の首相が職と引き換えに残した言葉であれば、記者諸君も、しつこく問いただしたりはしない。
ああ、そう、病気なら仕方がないよね。
と、世間も、一応の納得はしただろう。
なのに、今日の記者会見では、その、お約束の弁解さえ使わず、カタチだけの謝罪さえ述べなかった。
これでは「投げ出した」と言われても仕方がない。
登校拒否とか、ちゃぶ台返しと言われるでしょうね。ブチキレ辞任。プッツン辞任。オウンゴール
アカギさんの更迭といい、今回のことといい、この人は決断のタイミングが一拍遅かった。
参院選の直後に責任を取って辞任しておれば、何年か後に復活の目がなかったわけでもない。
「第一次安倍内閣は、大臣がハズレ続きで気の毒だったよね」ぐらいなことで、3年後か5年後かに、待望論が出てくる可能性は充分にあったと思う。まだ若いんだし。
でも、今回のふてくされ辞任で、政治的生命は完全に終了。
で、長い老後に突入だな。
政治的お荷物。死に体名誉議員としての日常。
かくしてトンビがタカを産まなかった政治一家の没落物語は、三代目のヒナがゾンビ化したことをもって終幕を迎えたわけだ。
哀れな話だなあ。
さようなら、アベちゃん。
あなたの美しい国で、達者に暮らしてください。
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コメント
駄々っ子が飽きたおもちゃを投げ出すように、国家を投げだすこの世間知らずのこの御坊ちゃんは、何事もなかったように明日からの生活を普段通り続けるのだろう。
実に羨ましい。
投稿: 自遊人 | 2007/09/12 18:53
二代目が孵化する前に死んだことを思えば、総理大臣になっただけでも成功じゃないのですか?
ここのところ、長期政権で成功したのは小泉だけですが、彼は高邁な理想を言う前に、いきなり具体案をワンフレーズで言う特技があった。(道路特定財源、郵政民営化、道路公団民営化・・・)
安部は何か高邁な理想があったらしいですが、「だから、何をどうしたいのか」をワンフレーズで説明できないので、忍耐力に欠けた観衆は聞く耳持たなかった。
次の総理大臣は、どんどん具体案を言うといいと思いますね。根回しとか審議会なんて要らない。そんなものをやっていると時間がかかって観客は飽きる。最初に結論だけ言って、周りが何を言おうが、党内が割れようが、突っ走ると、成功するんじゃないだろうか。
投稿: Inoue | 2007/09/12 19:11
マロールに失敗したのでは。
いしのなかにいる!
戦闘中に唱えるからだよ。
投稿: かくた | 2007/09/12 19:12
結局止めるタイミングまで好きになれない首相でしたね。
今回も国民からの信を失ったからではなく「体調」が理由。
アメリカに面子が立たないからだとしても本当に体調だとしてもウソでもいいから「国民に申し訳ないから」みたいなこと言えばまだ次につながったんじゃないかと思います。
政治家失格。
投稿: 熱様紙糸 | 2007/09/13 14:04
アンマシいつもいつもいつもいつも一拍遅いのでは「ン?」と流石の鈍感力者もおかしいななので二三回が限度と見たのでしょう。
流石の鈍感力者、誰だか知りたい。そいつはかなりのワルだから。
しかし要所要所でハゲが要諦を締める政変である。
投稿: FF2遣い | 2007/09/14 12:32
しょーもない首相だったのは確かだし、辞め方も実に気に入らないけど、辞めたからそれでいいってものではない。強行採決で通した法案は法律になっちゃうわけだから……。
その辺を誰も言わないのはどうかと思う。次は誰か、とか、そういった話しか報道しないのは、自民党を利すると思うのは私だけだろうか?
投稿: jokerman | 2007/09/15 18:16
しんぞうちゃんが、美しい国の「天国と地獄」を「生きる」事が出来なくなって、ついに病院に入院。ご冥福いやご快復を祈りましょう。
それにしても、おだじまんせんせいの、飄々たるイラスト・ポートレイト・肖像画。と言うんしょうか、うまいって言うんでしょうか、味がありますなあ!
投稿: hansaka23 | 2007/09/15 19:22