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2007/08/26

FC東京戦

 埼スタにて生観戦。
 自転車で行った。
 午後4時少し前に出発。国道122号を北上→南鳩ヶ谷から芝川サイクリングロード→見沼代用水東淵→国道463号というコースで5時過ぎに現地に到着。迷わずに走るとわりとあっけない。
 でも、汗だく。浦和美園のAEONでしばらくエアコンの風に当たる。
 試合は圧勝。平川がサイドを自由に走り回っていた。
 FC東京は守備が破綻しているように見える。茂庭はどうしたんだろう。
 ルーカスと山田がなんだかしきりとやりあっていた。山田は感情的になるぐらいがちょうど良い。

Reds070825
※夕焼けに映える埼玉スタジアム。このシャッタースピードで撮ると手ブレがひどい。で、結局、意味無くフラッシュをたくようになるわけです。困ったことです。

 帰りは122号をひたすら走る。今月のはじめに自力発光する尾灯(サドルの棒につけるタイプ。乾電池式)を買ったので、夜間走行のコワさはかなり軽減したものの、やはり暗いし淋しい。で、ムキになって走る。
 122号は、一応歩道も走れるようなのだが、夜走るのは恐い。ところどころに棒(バイクの進入を阻止する目的なのか、あるいは、自転車のスピードを抑えさせる目的なのかわからないが、あれはこわい)が立っていたり、思わぬ段差があったりする。とてもじゃないけど全力疾走はできない。
 車道の左端を走るのもそれはそれでコワい(羽を生やしたタイプの車のドライバーは、自転車を嫌っている場合が多い。彼らのアタマの中の序列では、速いクルマと高いクルマがひたすら偉いということになっていて、自転車だとか軽自動車は、ゴミみたいな扱いになっている)が、それでも真っ暗な歩道を走るよりはマシ。
 というわけで、帰りはえらく速かったはず。
 走行距離は、往復で40.76km。
 Odoは538.6km (from 7/9)。おお、一日平均で10kmを超えている。偉い。

 

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2007/08/19

徒党

 阿波踊りが荒れたんだそうで、何日か前の日テレだかのワイドショーが、川に飛び込む若者たちの映像をしつこく紹介していた。
 なるほどね。
 そりゃ、マスコミがカメラを構えて待っている以上、踊る阿呆たる者が、川に飛び込まずにおられるものですか。レポーターの制止を素直に聞き容れて、わかりましたと飛び込みを断念するようじゃ、阿波っぽ(←なんて言い方があるんだろうか)の名折れだし、第一、「無茶はやめましょう」なんて、祭りのスローガンとして、あんまりバカげてるじゃありませんか。
 阿呆は阿呆。
 放置しておけば良いのです。
 煽るカメラが悪い。
 私はそう思います。
 
 とはいえ、昨今では、カメラの有無に関わらず、どこの祭りもおしなべて荒れることになっている。
 三社祭然り、広島のなんたら祭り然り、札幌のYOSAKOIソーラン踊り(だっけ?)然り、だ。
 どこの町のどの祭りも、遠くから遠征してくるDQNの愚行発表会みたいなものに変質しつつある。
 うちの町の祭り(赤羽馬鹿祭り)も同じだ。ここ数年、えらい勢いで風儀が悪くなっている。
 具体的に言うと、揃いの法被を着た「連」(←踊りのサークルみたいなものらしい)の輩たちの露骨に威圧的な振る舞いが、年を追って目立ってきているわけだ。
 気持ちは分からないでもない。血気盛んな男たち(ダミ声の女たちも含む)が、何十人と同じ格好でチームを組んでいるわけだから、恐い者無しになるなという方がむしろ無理なのだろう。
 とにかく、連のメンバーたちは、車座で酒を呑んだり、片側三車線の道路を堂々と横切ったり、道幅一杯に広がって集団で練り歩いたりという無茶を、こともなげに押し通しにかかる。まあ、痛快なんだろうさ、やってる側のお兄さんたちにしてみれば。他人の町を占領した感じなんだろうからして。

 わたくしども日本人は、一個の人間として振る舞う限りにおいては、そんなに下品な人間たちではないし、一人一人の個人として見れば、むしろ控えめでおとなしい人間が多いと思うのだが、それが徒党と組むと、とたんに粗暴かつ下品な集団に成り下がってしまう。
 ずいぶん前に、早稲田大学の学生について同じこと(つまり、ワセダの学生は、一人一人はマトモでも、「ワセダ」の名を冠した集団として行動する段になると、モロに下品な人々になるということ)を書いた気がするのだが、結局のところ、ワセダピープルに限らず、徒党のうちにあるわれらニポン人は、下品たることから逃れがたいのかもしれない。
 揃いの法被を着た祭りの衆、特攻服を身に纏ったゾクの人々、同じ色のヘルメットを被った全学連の学生たち、……と、思想や立場の違いを超えて、うちの国のユニフォーム集団は、総じて、粗暴で、身勝手で、夜郎自大で、無反省な群れになる。
 徒党のうちにあるメンバー個々人の、責任感、思考力および廉恥心は、集団の人数が増えるにつれて減少する。逆に、彼らのうちにある全能感と陶酔と暴力性は、人数に比例する形で増大する。
 いずれにしても、ユニフォームを着た時、人はロボットか、でなければヤクザに似た者になる。

 そういう意味では、愛国心もまたユニフォームのひとつではある。
 愛国心や「公」の思想を強調する人々は、一見、犠牲を払おうとしている人々に見える。
 というのも、愛国心は国民に私心を捨てることを要求し、公の思想は、集団内のメンバーに私的な利益の断念を命じるものだからだ。
 が、実際のところ、愛国心の名のもとに集団を為そうとしている人々は「徒党」の快感に身を任せているだけだったりする。
 でもって、「非国民」や「外敵」への敵意に陶酔して、徒党を組んで威張るだけだったり。
 まあ、オレにも身に覚えがないわけじゃない。
 レッズの応援席に座っている時には、私もまた、徒党の一員ではあるからだ。
 それでも、カネを払って、スタジアムという閉鎖空間に閉じこもって、一時間半限定で徒党を組んでいるオレたちは、多少は上等な徒党なのだと、そう思って勘弁してくれ。
 We are reds!
 おぼえておこう。
 一人称複数形の主語を使って語る人間は、多くの場合、あんまりアタマを使っていない。
 

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2007/08/17

減量脳

 減量開始以来約3ヶ月半で、10kgの体重減に成功。まずはめでたい。
 7月に買った自転車の累計走行距離もお盆前に400kmを超えた。うん、そうだよ。オレはムキになっている。いい年をぶっころがして、必死になっているわけだ。笑うんなら笑えよ。

 ともあれ、当初の目標値は達成した。
 で、乗りかかったガレー船というのか、毒を食らわば沙羅双樹というのか、このまま減量を続行して、とりあえずあと5kgほど体重を減らしてみようかと考えている。で、60kgを切ったら、またそこで考えよう。
 ん? 減量の自己目的化は危険だと?
 余計なお世話だよ。
 拒食症になろうが、倒れようがオレの勝手だ。違うか? 別にオレが無理な減量をしたからってあんたのアタマがハゲるわけじゃなかろう?
 っていうか、当方は20歳になるかならないかの頃、栄養失調で入院(←忙しかったり二日酔いだったりで3日ほどモノを食べずにいたら、食べ物をうけつけなくなった。食べると吐く、の繰り返し。で、医者に行くと、「脱水症状ですね」ということでそのまま緊急入院。丸三日点滴を受けて退院)した経験を持っている男なわけで、そのへんの機微には、多少通じている。だから、見栄っ張りのド素人が自己流の減量にハマることの危険性について、まったく無知なわけでもないのだ。
 でも、考えてみてくれ。
 危険じゃない減量法があるのか?
 ……いや、あるんだろうさ。安全で賢明で自暴自棄でない、オシャレでロハスで世田谷っぽい、マガジンハウスご推薦のエレガントかつセレブハートなダイエットプログラムみたいなものが。どうせ。
 でも、安全な減量法は、微温的だという点でパンクな中年には魅力を欠いているわけで、だからオレらとしては、そんなどんよりした取り組みに残り少ない人生の時間を割くわけには参らぬのだよ。
 わかるかね、先生。50歳を過ぎた人間が実践する健康法には、ある激越さが不可欠なのであって、不健康な要素を持たない健康法は、退屈であるという意味で、実践的にはまったく無効なのだ。
 別の言い方をするなら、リスクもスリルも無い、セーフティーでクレバーな健康法に大真面目で取り組むことができるような退屈な心根の持ち主は、そもそも不健康の側にはみ出すいわれもないわけで、とすれば、そういうチキンハートは、原理的に健康法とは無縁な衆生だ、と、そういうことだ。
 

 減量中の人間が、体重計のもたらす達成感に中毒するという側面は確かにある。
 じっさい、この三ヶ月の間、私の感情の起伏は、体重計が示す値への一喜一憂にほぼ終始していたわけで、それはやはりトータルで見れば、病的な生き方だったと言わざるを得ない。

 でも、世間は、10kg程度の体重減ではあんまりびっくりしてくれない……どころか、気づいてさえくれない。
 いや、本当のことだ。
 10キロも減らしたのに、誰も気づかないのだ。
 当方としては、そこのところがどうしても納得できない。だから、このままでは、引っ込みがつかないのだよ。わかるだろ?
 だって、あんまり不当じゃないか。オレが肥った時は、あんなに口やかましく口角泡を飛ばしてネタにしまくったくせに、痩せたら痩せたで、今度は見て見ぬふりなんだから。
「あれ? ちょっと痩せましたか?」
 とか、それぐらいな反応はしてもよさそうなものじゃないか。なのに、世間の連中は全員で結託してオダジマの減量をスルーしている。驚くべきことだ。
 たぶん、そういう秘密決議みたいなものがどこかで採択されて、それで、あいつらはシカトを決め込んでいると思うのだが、いずれにしても、10kg程度の体重減については、どうやら、世間は「気のせい」で片付けることにしている。不当な上にも不当なことに、だ。

 減量生活が辛かったかというと、実のところ、たいしたことはなかった。実感は、腹が減るということ以上でも以下でもない。
 ただ、朝食と昼飯を抜くという生活については、各方面から、否定的な反応が山ほどあって、これらのご意見に対応するのが思いのほか面倒だった。
 具体的に申し上げると
「大丈夫なの?」
「無理がいちばんいけないらしいぞ」
「倒れたら元も子もないぞ」
「食べたいものも食べないで、生きてる甲斐があるんですか?」
「ダイエットはダイエットだけどさ。昼メシぐらい付き合うのが社会人だろ?」
 と、こういった調子のご発言に対して、その場で喧嘩腰の返事をせずにおくために、多大な自制心を要した、と、そういうことだ。

 おそらく、ある種の人々は、目標を持って生きている人間を、目障りに感じるのだと思う。だから、禁酒でも禁煙でも、減量でも、何かしら、困難な課題に取り組んでいる人間を見つけると、必ずや邪魔をしにかかるわけだ。
 禁酒の時もそうだった。
「酒をやめたからって人生が変わるわけじゃないぞ」
 と、酒飲みの皆さんは、異口同音にそう言って当方の断酒に待ったをかけようとしたものだった。
 もうひとつ気づいたのは、減量企図を揶揄してくる人間(←「ふふっ。おなかがすかないの?」)が、肥満を笑った人間(「また一段と肥ったんじゃない? んふふ」)と同一人物であるということだ。
 結局、野放図に食べても肥らない体質に生まれついた人間は、肥満者に対して軽侮の念を抱いているのみならず、減量実践者に対しても優越感を抱いているわけだな。無理な努力をして、やせようとしているかわいそうな人、とかいった調子の上からの目線で。
 あいつらを一夜にしてデブに変換する魔法があると良いのだが。

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2007/08/10

綱抜け

高砂親方の絵もなんだかアラが目立つので。
不思議ですね。適当に描いた絵は、完成直後はけっこうイケているように見えても、だんだん嫌いになります。

 というわけで、横綱です。
 問題は、綱に付いてるヒモ。自綱自縛。泥綱。

Rope_dancer

元ネタは、「ベストマガジン」に連載中のコラム(←「電波人物図鑑」)のために描いた挿し絵。
力士絵風に見えてくれていれば良いのですが。

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2007/08/07

電車道くねくね

アカギさんの絵がいつまでもトップにあるのがイヤなのでね。
気勢が上がりませんよ。人物像として。
絵のデキもよくないし。

Asashio

ってことで、素晴らしくデキが良いというわけでもないのですが、アサシオ関です。
いい相撲取りでした。でも、あんまり親方向きじゃなさそうです。残念。

 もう一つ触れておきたい事件があるのですが、自粛しておきます。
 ほとぼりがさめた頃に書くかもしれません。
 
 

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2007/08/02

赤城の事件(ヤマ)

赤城さんです。2週間後には風化していそうなので、いまのうちにアップ。

Garigarikun

グッドラック

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広島戦

 午後4時、S誌の企画で、Y氏と対談。
 お会いするのはドイツW杯の直前に対談した時以来。
「ドイツでの3試合はいまだに録画を見てないんだよね」
 と、このあたりは私とまったく同じ。
 ジーコよ聞いているか? 日本の善良なサッカーファンは、あれから二年、とても苦しい時間を過ごした。
 キミのせいだというつもりはない……というのはウソだ。誰かのせいにせずにいられない気持ちだった一時期、何回かキミの名前を使ってしまったことがある。
 許してくれ。
 オレもキミを許す。
 また、会おう。
 お互いが良い思い出になった頃に。
 なあに、そんなに遠い未来じゃない。
 それから、ヒデに伝えておいてくれ。
 ヒトリデデキタと言うのは、あれは、リオデジャネイロ風のジョークだったのだ、と。
 賢明なヒデは、既に知っているかもしれないが、サッカーという競技は、人間が一人では何もできないということを知らせるために、神様が発明した試練なのだ、と。
 な、戻ってこいよ。
 
 対談を終えて、その足でスタジアムに。
 っていうか、うっかりダブルブッキングをしてしまったのだが、キックオフが遅かったせいで、なんとか間に合った次第。冷や汗。

 浦和VS広島

 埼玉スタジアムは、ナビスコ杯の対ガンバ戦以来。ということは、約一ヶ月ぶり。
 席は、久しぶりにロウアー。でも、一番奥なのでたいして近くない。
 しかも、風が通らないのでなんだか暑い。

 午後7時半キックオフというのは、平日開催ということを考慮した結果なんだろうか。
 それでも、スタジアムは八分の入り。おそらく4万人ははいったんではなかろうか。
 試合は、ここしばらくアジアカップのグダグダなサッカーを見ていた眼にはとてもアグレッシブに映った。サッカーはこういうふうにボールが走らないと面白くない。
 前半は互いにチャンスをツブし合って0-0。
 後半、佐藤寿人がスルーパスを受けて抜け出し、キーパーの脇の下を抜くゴール。鮮やか。この選手は本当に油断ならない。
 その後、後半の半ば過ぎから、闘莉王(コーナーからヘッド)、ポンテ(PK)、田中達也(ポンテとのパス交換から右サイドを切れ込んでドリブルシュート)、ワシントン(ゴール前混戦から右足ボレー)と、浦和に4点がはいる。素晴らしい。
 後半40分過ぎ、岡野が登場。惜しいシュートを3本。
 抜け出して打ったシュートをキーパーに当てて、そのまた跳ね返りをもう一度キーパーに当てているあたりが岡野さんらしかった。調子がよさそうでなにより。
 伸二が出なかったのはちょっと残念。
 でも、まあ、ゆっくり休むのも大切なことだからね。

 
 

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