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2006/02/04

グラフィティあれこれ

2月2日のエントリ(「グラフィティ」という記事です)のコメント欄に返事を書いたのですが、長くなったので、新しい項目を立てます。

 もとより、ほとんどまったくHIPHOP音楽を聴く機会を持たない人間である私のHIPHOP批評は、ごく表面的なものです。
 でもまあ、風俗、文化に関する批評は、「断じて表面的であってはならない」というほどのものでもないわけで、別の言い方をするなら、「クリエイティブな制作物は、無責任な聴き手や通りすがりの客が抱く、表面的な印象についても責任を持つべきだ」ということです。
 聴きっかりじの客に「なーんかやかましいなあ」と思われたり、畑違いの傍観者に「あの失礼なステージマナーはいただけませんね」と判断されたり、グラビア写真を見ただけの評論家先生に「猿真似」と断じられているのだとしても、それはクリエイターの責任です。なぜなら、商業音楽(←keikeiさんは、商業hiphopとリアルhiphopを峻別しておられるようですが、市場ベースで販売されている音楽はすべて商業音楽と判断すべきだと思います。その商業音楽の中に、チープなものと深遠なものの区別は、当然、あるにしても、です)の聴き手は、多かれ少なかれ表面的な慰謝を求めてそれを消費する人々であり、その意味で、愛される「表面」を持っていない作品は駄作だからです。
 ……と、以上の前提(つまり、私がhiphopの良い聴き手ではないということ)を踏まえた上で、以下、印象批評をば

  • 音楽をやる連中について、一般社会のモラルを当てはめて判断しても仕方がない。っていうか、そりゃ、音楽そのものに対する批評としては反則です。
  • 商業音楽であれなんであれ、若い人たちをひきつける流行が、そのうちに反社会的な要素をはらんでいるのは当然で、むしろ、反社会的な根っこをもたない音楽は、スピード違反不能なクルマと同じく、そもそも魅力を欠いている。
  • ギャングスターラップと呼ばれる分野で英雄視されているブラザーズたちが、リアルな犯罪者であったり、ガチなヤー公であったり、あらかじめの死者であったりするのは、まあ仕方のないなりゆきなのだろうとは思う。いつの時代もボーイズは早死にする人間ととムショ入りする人たちが大好きだから。
  • ついでに申せば、そのギャングスターの人々の口調や物腰にある特有のスタイル(カッコ良さ)が生じている事情も理解できる。というのも、ギャングにとっては「カッコ良い」ということがほとんどすべてであり、いつの時代のどこの国のギャングも、思春期のうちにある一群の人々にとっては、常にカッコ良い存在であったはずだから。
  • でも、hiphopな人々が、もっぱら「半端じゃねえぞ」みたいなこと(←音楽的な優劣や技術上の巧拙よりも、その音楽をやっている人間のライフスタイルを問題にする聴き方)ばかりを競っているように見えるのは、音楽としてはマイナスなんじゃなかろうか。
  • hiphop文化が既成の常識をコケにした地点で成立している以上、その担い手である人々が一般社会から敵視されることは、当然の報いとして、甘受せねばならない。っていうか、パンピーから白眼視されなくなったら、いったい彼らはどうするんだ? 建設的で心あたたまるhiphop? お手々つないでみんなでラップ。おじいちゃんもおばあちゃんも笑顔でダンス、とか?
  • リアルなブラザーたちの口調および振るまい方が、部外者の目から見れば、単なるヤクザのそれにしか見えないということもまた、理解してもらわねばならない。だって、あれ、渡世人の口上(旅の博徒が「仁義を切る」に使う「おひけえなすって」にはじまる、あの定型的なあいさつ)にそっくりですから。
  • hiphopファッションのきたならしさについても同断。
  • ファッションが同一化欲求(皆と同じでありたいという願い)と、個性化欲求(独特でありたいと願う心情)を同時に満たさねばならない無理な注文である以上、それが、「典型的な逸脱」という逆説的陳腐に陥るのはむしろ必然なわけで、それゆえ、ブラザーズたちの服飾傾向は旧制中学の跳ね上がり連中が発明した弊衣破帽以来の伝統に沿った形すなわち「不潔と悪趣味」に着地せざるを得ない。
  • ジブラ(笑)という人がやっていたプロ野球応援ソング(ヤクルト球団とタイアップして、8月の神宮のナイターをプロデュースした時のもの。beat parkがどうしたとか)は、激しくサムかった。@2ちゃん野球板では、リアルにクソミソでしたよ。巻き舌おてもやん。バイリンガル秋田おばこ。以下ry

 というわけで、私は、ファッション、ステージマナー(←両手をしきりに上下させるサル歩き)、しゃべり方(←アゴを上げないとしゃべれないんだろうか?)、ジャーゴン(ディスるとか、バイブスとか)といった、音楽以前の要素がどうにも恥ずかしくて、HIPHOPの入り口にさえ立てていないわけです。まあ、立とうとも思わんわけですが。いまさら、自分探しをはじめる年齢でもないんだし。
 黒人さんのマネをするのはそれはそれで結構なことだと思います。
 個人的には、黒人ワナビーの青少年たちは、ヨーロッパ貴族になろうと頑張っている連中(←たくさんいますね)に比べれば、数層倍好ましいと思っています。
 でも、ゲットー発の風俗ないしはファッションが、日本のストリート(←そんなもんあるんですかね? この国に)のお兄さんやおねえさんたちに似合うようになるまでには、まだ10年ぐらいはかかると思います。
 まあ、かくいうわれわれにしても、鹿鳴館という恥ずかしい猿真似時代をくぐりぬけて、なんとか西欧化を果たした(いや、「西欧化を果たした」という言い方自体が国辱だ、と、そういうふうに考える人々がいることは承知しています。ついでに申せば、hiphopというのは、ある意味、われわれの国のエスタブリッシュメントが、明治以来追求してきた鹿鳴館式の西欧化運動に対する、かなり根源的な反作用なんではなかろうかと、そういう見方も成立するように思います)人々の末裔ではあるわけで、うーん、何を言っているのかわからなくなってきたのでこのへんでおしまいにしておきます。

 聴かないで批評するという態度は、半分までしか正当化できません。
 ので、これを機会に、疎遠だったhihopについても、ちょっと聴きかじってみようかな、と思ったりしています。
 とはいえ、当方は、音楽の最前線から撤退して既に10年以上になります。
 感受性が現役であるのかどうか、大いに疑問です。
 まあ、無理でしょうね。いまさら。

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コメント

>でも、ゲットー発の風俗ないしはファッションが、日本のストリート(←そんなもんあるんですかね? この国に)

MSCという最近新譜を出したグループは、いわゆる部落地域出身であることを、歌詞で盛んに明らかにしてますね。
これからはオリコン対応型のhiphopと先鋭化した(「半端じゃねえぞ」の競争)hiphopの二極化がますます広まるのではないでしょうか?
よって、ジブラさんみたいなボンボンの不良はもう生き残れないかと。

投稿: epi | 2006/02/04 14:04

その名も「HOME MADE 家族」ってな"hiphop"グループには参った。以下ヒット曲の"ラップ"の一節。
「家族愛の間に産まれたつぼみが今ありがたみを込めて云々」
「晴れ姿を必ず見せるから見守っていてよ許さない父と許す母 
 その狭間で子は真っ直ぐ育つのさ云々」
「親と子の愛の絆を胸に産まれた喜びかみしめながら僕らは育つよ云々」
シャイロックじゃなかったジャスラックに噛みつかれないようにこのくらいにしておくが。
親子で楽しめるHiphopってやつかしら。

>ジブラさんみたいなボンボンの不良
え、悪そうなヤツはだいたい友だちだったんじゃないんですか。
あ、「悪そう」であって「悪い」ヤツとはつき合ってなかったのかな。

投稿: nervenarzt | 2006/02/04 15:22

ジブラはニュージャパンの犠牲者を**するラップでも出せば、
ちょっとはリアル臭いHiphopに近づけるかもね。

投稿: b | 2006/02/04 16:04

稚拙な乱文をご高覧ありがとうございます。
「断じて表面的であってはならない」などという極論は言っていませんが、それは時に批評というには不完全で、
ミーハーな素人の感想に堕するのではないかと思います。
レヴィストロースを読まないで構造主義を批判するようなものです(違うかな)
一般論から批判出来ないという部分のくだりは、非常に的確で素晴らしい文章を拝見させていただきました。
僕は感情的に思われたくなくてあえて一般論から言ってみたのですが、不適切でした。
「クリエイティブな制作物は、無責任な聴き手や通りすがりの客が抱く、表面的な印象についても責任を持つべきだ」とは確かです。
しかし小田嶋さんは少しでもクリエイティブな制作物に触れていたでしょうか。
愛される「表面」すら聞いていないのでは無いでしょうか。
ここで攻撃されているZEEBRA(僕も笑ってしまいます)なんかHIPHOPでも何でもないわけです。
それをHIPHOPと誤解して、HIPHOP文化を攻撃しているのではないかと感じるのです。
ZEEBRAで批判していますが、ROCKで考えたらどうでしょうか。
ポルノグラフティがダサい→ROCKださい。皮ジャンもダサっ、となるのでしょうか。
小田嶋さんが批評しているのも、表面を見ているのも、HIPHOPじゃないわけです。
ZEEBRA程度の知識では何も語れないのです。

つまり小田嶋さんが展開されている印象批評は、全てがHIPHOPじゃないもの(商業HIPHOPと言ったもの)を
HIPHOPであるとする誤解の上に構築されていると思うのです。

典型的な誤解は<不良ラッパー。そしてそれに憧れるアホで無理解な猿まね少年>という構図。
半端じゃねえぞ、なんて言いません。
ダボダボなのも皆似合ってなくてダサいと思ってます。
ROCK=皮ジャンじゃないのと同じです。
あとHIPHOPは全てがギャングスターから成り立ったわけではありません(読んだ感じでは明らかに
ギャングスタに対しても西海岸あたりの変な人を想定されていますが)
むしろそうでない部分も大きいです。建設的で心あたたまるHIPHOPだってあります。
ストリートは、この国に、渋谷区○○何丁目とかの具体的な場があるかはかなり微妙ですが(しかし宇田川町は世界最大のHIPHOPレコード街です)ストリートミュージックを聴いたり、それらを聞く地元などの友人とかと集まったりする事によるストリート感といえるものはあると思います。
確かに商業よりも、自分の本当に作りたいものを製作している人も、結果として当然金銭を要求するわけですから、
商業に特化したHIPHOPだけを商業HIPHOPと言ったのには語弊があったと思います(大衆HIPHOP、偽HIPHOP あたりが妥当でしょうか)
これらはHIPHOPでなく、全くの別物とするのが僕の認識ですが、これらを「表面」であると決め付けられてしまえば反論は出来ません。
しかし少なくともその理由で文化自体を否定するのはおかしいと思います。
入り口に立とうとも思わないとうそぶかれておりますが、聞こうと思わないならば、聞かなければいいと思います。
HIPHOPが小田嶋さんの世代に向けられているかはわかりませんし、人によって文化も違えば価値観も違います。
僕がアボリジニの文化に馴染めないのと同じです。
ただ、見たこともないし聞いた事もないなら、批評も出来ないと思います。
雲をつかむような話しであるし、良くても少し鋭い程度のおじさんのミーハーな感想に終始するからです。
僕がアボリジニを見ただけで服装がダサいだの汚らしいだのと決め付けるのは批評としてはなはだ不十分であるのと同じです。

投稿: keikei | 2006/02/04 18:32

>keikeiさん。
 私が「聴かないで批評」している以上、議論はこれ以上先には進まないでしょう。
 ですので、これ以上の言及は控えることにします。
 というわけで、
 私のhiphopに対する公式見解は
「知らねえよ」
 ということにさせてもらいます。

 ただ、ジブラ(笑)が「hiphopでもなんでもない」とは私は考えません。
 keikeiさん個人が、ジブラを認めていないという、それだけの話だと思います。
 パンピーである私にとっては、ジブラはジャパニーズhiphopの代表選手の一人です。
 リップスライムとか、ケツメイシとかドラゴンアッシュとかも同様。キック・ザ・カン・クルー(←おきらいでしょうが)でさえも。

 長らくロックミュージックのファンであった(←微妙に過去形)人間である私にも、当然、好き嫌いはあります。
 でも、「ドアーズなんてロックじゃない」という言い方はしません。
 むしろ、「ロックの中には、くだらないものもあるし素晴らしいものもある」とそういうふうに言います。
 それらのうちのどれを聴くのかによって、ロックファンの立ち位置は、ずいぶん違うものになります。それゆえ、「ロックファン」を自称する人々の中にも、およそ話にならない阿呆がたくさんいるわけです。
 おそらく、hiphopでも事情は同じだと思います。
 
 結局、ロックにしてもhiphopにしても、一種の集合名詞なわけで、とすれば、「世間にとってのhiphop」と「私にとってのhiphop」の間に、多少ズレがあるにしても、他人と議論する時には、「世間一般で言うところのhiphop」をベースにしないと、会話は成立しません。
 keikeiさんのおっしゃる「リアルなhiphop」が具体的にどんなミュージシャンのどの作品を指すのかはわかりませんが、世間(および私)が理解しているhiphopは、ジブラをはじめとする「商業的に成功していて、それゆえに影響力のデカいhiphop」です。また、町にイリーガルなグラフィティを描き散らしているのが「勘違いしたニセモノのhiphopクルー」であるのだとしても、現実問題として、町の景観に最も甚大な影響をもたらしているのはそういうチンピラたちです。
 仮にジブラが「商業(ないしは大衆)的」なガラクタに過ぎないのだとしても、一番多くの追随者を生んでいるのが、そうした商業的な、ガラクタのアーティストである以上、「hiphopとは」という議論は、ジブラをはじめとする商業hiphopについてまず深められねばなりません。芸術としてのhiphopであるとか表現形式としてのグラフィティアートだとかいった議論は、その後の話、というよりも、マニアさんたちが勝手にやっておればよいことです。

 それから、ポルノグラフィティですが、私はけっこう好きですよ(笑)。あとスキマスイッチとかバンプ・オブ・チキンとかも。商業ロックですが。
 良質な商業ロックは私のような怠惰な聴衆に慰安を与えてくれるわけですね。
 しかしながら一方、商業hiphopはオダジマをイラつかせる、と。

 現在私が抱いているhiphopに対する印象は、半ば以上先入観です。この点は認めます。
 本当なら、この種の「そんなもん、ダメに決まっとる」式の、オヤジくさい決めつけは撤回した方が良いのでしょうが、オヤジの世界というのは、モロいものでしてね。先入見で外壁を固めておかないと、ガラガラと崩れてしまうわけです。
 本当なら怠慢な先入観や保守一辺倒の世界認識は毎日ぶっこわして作り直すべきです。
 でも、面倒くさいのですよ。
 もう音楽は卒業。なつかしのライブラリと、あとはオリコンに上がってくるヒットポップスのカケラがあれば十分。
 てなことでご勘弁ください。
 あと10年若かったら、聴き始めの抵抗感を乗り越えて、新しい音楽体験に挑戦する気持ちになれたかもしれませんが(事実、この10年ほど、私は苦手だったモダンジャズにハマりつつあります)、たぶんもう手遅れです。
 残念ですが。

投稿: 小田嶋 | 2006/02/04 20:36

果たして小田嶋さんはkeikeiさんが興奮して言われるように、hiphopを攻撃しておられるのだろうか?
そうは思われないのだが。

どちらかと言えばリアルhiphopと商業hiphopを峻別して後者を切り捨て続けるkeikeiさんの態度の方に嫌なものを感じた。
今後、小田嶋さんが勉強したって無駄じゃないのだろうか。
「そんなものはリアルじゃない」という切り捨てが延々と続くことが想像される。

何にしろ「わかってないヤツは喋るな」という発想は単なる甘えだ。

ところで、最近の小田嶋さんの対応が非常に丁寧なので好感を持っています。

投稿: take | 2006/02/04 22:28

確かに不毛なので終了で。
DOORSとZEEBRAでは話の次元が違うし、正確には個人の認識ではないですが、興奮とか何も知らないでわけわかんない素人にコメントされるだけですので。たしかにHIPHOPとついてるならしょうがないと思います。
「知らなねえよ」っていわれたら返す言葉ありません。
僕がひっかかったのはHIPHOPというよりもそこですし。
そこで
「プロの批評家が大して知らねえことに口出しすんなよ。」って事だからです。風俗論と音楽論の違いかもしれませんが、せめて最初から「商業hiphopはオダジマをイラつかせる」と言える程度の知識、下調べは要求したかったです。
悪意ではありません。

投稿: keikei | 2006/02/04 23:52


終了とか言いながら、ゴミみたいな捨て台詞残すなよ。
最初はマジメな訴えかけなのかと思ってたが、どんどん馬脚があらわれてきた感じだなw
単なる甘ちゃんだったかw

投稿: 凡人 | 2006/02/05 00:47

たしかにこの人っていやになるくらいhiphopじゃないねぇ

投稿: b | 2006/02/05 00:49

どーしてこと音楽になると「リアル」だの「そんなの○○じゃない」話しをする人が多いのでしょうね?
 
映画やマンガで「あんなの恋愛/戦争・映画/マンガじゃない」などと文句言う人ほとんどいないのに。
作品の良し悪し、好き嫌いがあるだけで。
  
大昔にも「日本語ロック論争」なんてのがありましたねー。
http://www.linkclub.or.jp/~artmania/j_rock_evideance.html
http://www.daito.ac.jp/~akirashi/essay04.html
(はっぴいえんどがお嫌いな小田嶋さんは内田裕也派だった??)
「ロックは英語で歌うべきだ」なんて発想すら、今は誰もしないけど……。
時の流れとは、いやはや。
 
そーいやORANGE RANGEが売れようがレミオロメンが売れようが、「あんなのロックじゃない」形式の批評は最近なくなりましたねぇ。日本でもロックというジャンル自体が成熟したということでしょうか?
 
そっかー。商業に特化したHIPHOPはリアルぢゃなくて偽物なんだー。
せいぜい“サンピンCAMP”を観て、以降の日本語HIPHOPシーンしか追っていない素人でミーハーなおぢさんなんだけど。
是非、なぜに商業HIPHOPが本物ぢゃないのか聞きたかったなー。

投稿: かず | 2006/02/05 02:02

>はっぴえんどがおきらいな小田嶋さん

 うーん。覚えている人がいましたか。
 いや、お恥ずかしい。「はっぴえんど」についてのいつぞやの罵言は撤回させてください。
 私は単に松本隆という人の口調とスタンスがなんだか気にくわなかっただけです。
 その理由は
・松本作品のいくつかに露骨な剽窃を発見したから
・「~なんです」という語尾を多用する作風が生理的にいやだったから
・「微熱少年」といったあたりの言葉選びのセンスが気持ち悪かったから
・都会生まれの人間であることを特権か何かだと思いこんでいるフシ(「東京タワーの見えるところで生まれ育った自分はその範囲内でしか暮らせないのです」みたいなことを、どこだったかのインタビューで発言していた)を感じとったから
 といったあたりですが、これらにしても、半分は嫉妬です。みっともない話ですが。
 で、私は、当時の日本語ロック一般について
「要するにお坊ちゃまの手すさびじゃないか」
 みたいな感覚を抱くに至っていたわけです。レベル低いくせに先駆者特権で過大評価されてるだけじゃねえか、と。
 しかし、公平に考えれば、ロックに限らず、ジャズやクラッシックにしても、また演劇や文学や、さらに言えば、スキーやゴルフやラグビーにしても、わが国において、そうした海外発の文化をいちはやく紹介する役割を担ってきたのは、常にお坊ちゃま階級でした。
 単純な話、子供の頃から先端的な西欧文化の中で暮らす機会を持ち得た(父親とゴルフに行く。祖父の蔵書に触れる。幼少時にバイオリンを習う……etc)のは、お坊ちゃまだけだったからです。
 それゆえ、ロック第一世代の人々は、それ以降のやさぐれな人々と比べて、著しくハイソ感が横溢した人々ではあったわけで、そのことが偏狭な貧乏ロックファンであるオダジマをイラつかせていたわけですね。
 で、現在、私は、はっぴいえんどについて「過大評価されたバンドだった」ぐらいの評価をしてそれ以上はいじらない気持ちになっているわけですが、その私の「過大評価」という見方だって、私が一拍遅れて彼らの仕事に触れたからそう思っただけの話で、リアルタイムで彼らの音楽に触れた世代の人々にしてみれば、それは、ずっとまばゆい輝きを放っていたはずです
 と、そんなわけですので、大瀧詠一、細野晴臣、鈴木茂の三氏に対しては、謝罪の意を表明しておきます。っていうか、尊敬してます。マジで。
 松本隆氏については、無言で「えへへ」と笑っておくことにします(笑)
 

投稿: 小田嶋 | 2006/02/05 08:10

やっほ~
また来てしまいマスタ

SHERBETとか、グリーンジャイヤント…
Indies magazineはよかったですなぁ…

高田さんはよくやったとおもいまふ スカコアの愉しさを教えてくれました。同い年かな彼。

昨日、スネイルランプのCDが出てきて。あ~、PCに落として
なかったなぁ、と。

今はPE'Zの人が夢を見るといふこと と aminの如果に
ディープインですわっ☆如果は教育の中国語会話のOP
なので、月曜?に長ーく聴けますよぅ…あれはいい!ドーリス
もっと敷延特化ってノリです。

投稿: メルヘンひじきごはん | 2006/02/05 11:05

>MSC

hiphopは不得手ですが、この人たちは僕も好きです。
犯罪者予備軍たる(先天的・後天的)社会的落伍者たちがリアル犯罪者にならないための受け皿として、必要悪というかけっこう有効に機能しているように思えます。
まあ、イメージ先行で犯罪傾向を加速する人もいるのは事実でしょうが。

でも、小田島さんには中年コラムニストとして「DON'T TRUST UNDER 30」を貫いていって頂きたいと思っております。齢を重ねるというのはそういうことなのではないかと。

「わからんもんはわからん」

父親としてのあるべき姿だと思います。

投稿: ヨン・レノン | 2006/02/05 13:36

「日本語ロック論争」「はっぴいえんど」「内田裕也」が登場したところで、第一世代リアルタイム親爺として、ふと思い出したのですが、日本のhiphopというのは近田春夫あたりがやり始めたんじゃなかったかと。私にとっては内田裕也のバックバンドでキーボードを弾いてた人ですが、その後、元祖日本語hiphopアーティストになったわけですね。たしか hiphopは70年半ばがスタートなので、小田嶋さん(私も)の世代が始めた音楽・文化ということになります。
ラップやスクラッチ、落書きを初めて聞いたり見たりしたのは70年代末だったと思いますが、でも、最初からhiphopはスルーでした。

投稿: okano | 2006/02/05 15:19

 そういえば、Lou Reedに"Original Wrapper"という歌があります(1986年発売のミストラルというアルバム内の歌)。
 内容は「オレが元祖ラッパーだぜ」ということを、直接に歌ったものではなくて、
「おい、キャンディーの包装を確かめた方がいいぜ」(「ワッフルにソーセージを挟む前に、ちゃんとチェックしないとヤバいぜ」とも)という、皮肉っぽい歌です。レーガンやエイズや妊娠中絶なんかにも言及しています。
 でも、「ニセモノに注意」という内容と、歌の調子が明らかにラップであること、また、「オリジナルラッパー」が発音として「元祖ラッパー」と同一であることから考えて、ルー先生には、
「おいおい、ラップみたいなことなら、ずっと前からオレがやってたんだぜ」
 という気持ちがあったのだと思います。
 以上、商業コラムニストによるウンチクでした(笑)。

投稿: 小田嶋 | 2006/02/05 16:06

別項目のコメント欄でのkeikeiさんの発言
「あのマイルスもヒップホップを採り上げている、
それくらいにヒップホップはスゴイ」という主旨の
ものがありました。しかし、マイルスの功績は讚え
られるべきものであるという一方で、彼は商業主義
の権化みたいなもの(特に晩年は激しい)で、そん
な彼が採り上げているということはリアルヒップ
ホップの優位性にもなににも繋がらないと思いま
す。単にヒップホップでも取りいれればアルバム売
れるだろ、位の感覚。マイルスも商業ヒップホップ
を体現している一人です。そういうマイルスの事情
を詳しく知らずに単にビッグネームだからといって
彼の名前を持ちだしているのは、小田嶋さんがヒッ
プホップの事を詳しく知らないなら発言するな、っ
ていうのと矛盾してるような気がします。

投稿: マイルスファン | 2006/02/05 16:28

>Lou Reedに"Original Wrapper"

ここの長いコメントを読みつつ「Take No Prisoners」など引っ張り出して聞いてたところです(笑)。

投稿: okano | 2006/02/05 16:33

keikeiが正しいと思う。少なくとも小田嶋氏に追従するクズ共よりは。実際あのコラムひでぇよ。マジで。俺の親友はリアルなHIPHOPが好きでたまらなくて、大学辞めてまで一生かけて頑張ってんだよ。そうゆうやつらにあんな適当な悪口見せれんのかよ。現場知らないお前らに何がわかんだよ。あのコラム消すか真剣に取り組んでる奴らに謝ってくれ。

投稿: katsumi | 2006/02/05 17:16

>okanoさん
近田春夫さんが『内田裕也のバックバンドでキーボードを弾いてた人』だったとは!勉強になりました。スネークマンショー(あらま、ここでもYMO=細野晴臣さん……)収録の「咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー」が日本で初のラップ楽曲説もあるようで。。桑原茂一~近田ラインで、確かにおっしゃる通りかと。。
 
>小田嶋さん
そんな恐縮です。『お坊ちゃま階級』。恥ずかしながら、私も彼らが羨ましくてしょうがありません。未だに。笑。Lou Reed"Original Wrapper"。今度聞いておきます。
 

投稿: かず | 2006/02/05 17:25

katsumiさん

何かを「好きでたまらなくて、大学辞めてまで一生かけて頑張って」も、世間から理解を得られないことなど日常茶飯事なのだよ。
嫌なら一生懸命宣撫にでも努めてくれ。臆面も無く理解を要求することが甘えだと言われるんだよ。

現場知らないお前らに何がわかんだよ。
そのままあなたに返したい。この場合、現場とは世の中のこと。

それにあなたが心配しなくとも
HIPHOPに人生かけてる人は、きっとこういうコラムは気にも止めないんじゃないのかな。
そういうもんでしょ?HIPHOPって(まったく知らない)。

投稿: take | 2006/02/05 17:51

そういえば今のファッションよく見ると親から言われた「いけません」の要素がふんだんに入っていますね。いわく「ズボンの下にシャツを入れなさい」「ズボンをしっかり上げなさい」そんなダボダボな洋服やめなさい。」反抗としてのファッション、なるほどよくわかりました39歳です。ありがとうございます。

投稿: sinji | 2006/02/05 17:57

hiphopってだけで、社会に目を向けてない客観性のないやつと決め付けるな。そんな簡単な説教しかできないならtake君も大した社会人じゃないんだろうね。理解されないのと誤解は違うから。誤解なら直すのが当たり前だろ。そんくらいわかれ。

投稿: katsumi | 2006/02/05 18:44

>katsumi ちゃん

大学やめるって? 笑わすなよ。

HIPHOPやる奴がなんで大学に行くんだよ。中卒で十分だろ?

なんだって一生かけてやるもんさ。

オダジマンと同じ歳になっても、HIPHOPやっていたら褒めてやるよ。

まぁ、突っ張って生きてくれ。

投稿: うp男 | 2006/02/05 20:55

これは私の勝手な解釈かもしれないけど、HIPHOPっていうのはもともとは、いつの間にかすっかり白人どもに搾取されてしまったロックを中心としたあれやこれやに対して
「おい見ろよ、長髪にピチピチのパンツなんか履いて、まったくだっせぇよ。おいブラザーこっちの方がクールだぜ。これが俺たちのヒップでホップなスタイルなんだぜ」っていうアジというか、異議申し立てというか、そういうもんなのではないでしょうか。

でも、これと同じような、いわば「音楽とかカルチャーを俺たちの手に取り戻せ」っていう運動とか流行ってのは、「ロックというジャンルの完成度が高くなる←ぶち壊せ」という70年代後半のパンクムーブメントも含めて、その後も何度も繰り返し定期的に起こっているわけです。要するに単なる世代間闘争。これに黒人のアイデンティティが絡まったのがHIPHOPなんだと思ってました。だから、そういうもんに、現役の若い人が憧れんのは当然だと思う。そんで理解はできるけど、イラつく。だってジジイだから。

それで、私がkeikeiさんに、前回のエントリーのコメントで挑発的に絡んだのは、「早稲田の」とか、「マイルスが」とか「ジャンルとしての完成度」とか、そんなものを持ち出して、“大人”の理解を得ようとするのが気に食わなかったからです。そんな権威とか客観性より、若気の至りの性急な表現衝動みたいなものの方が大切だったと思うからです。keikeiさん(多分katsumiさんも)にとってHIPHOPが切実なものなら「うるせいジジイ、とっととくたばれ。俺たちにはHIPHOPがリアルなんだ。おまえらジジイはカビの生えた懐メロでも聞いて老後を過ごせ」と、堂々といえばいいのです。ってかそれしかないのです。

そんでまぁ、どちらにしても私らジジイは「知らねえよ」としたり顔で言うんですけどね。

投稿: スノーケラー | 2006/02/05 21:37

「現場知らないお前らに何がわかんだよ。
そのままあなたに返したい。この場合、現場とは世の中のこと。」
いや、この言葉をもう一回お前が読んでほしい。社会を構成してる一人として。

>うp男
そん時までお前が生きてたら俺が介護してやるよ

なんでこんなに反抗的か?
「あんたがうざいからだよ、軍曹」
ぱくって申し訳ない


投稿: kon | 2006/02/05 22:52

kon氏に同意。
二回目のコラムのひどさみたら小田嶋の負けだろ。小田嶋のホームページだから支持者多いけど言ってる事感情的だし。katsumi氏も言い方良くないが。スノーケラー、感情的で論理的じゃないかったらDJ君はもっと馬鹿にされたと思うよ。
みんなして大学生君の揚げ足とってお前ら満たされるのか。しかも一人も論破できてないぞ。

>うp男
お前の方が笑わせてもらった。

投稿: takki | 2006/02/06 00:41

>konちゃん、takkiちゃん

キミたち浅いね。もっと音楽聴き込まないとダメだよ。

まぁ、HIPHOPにしがみついて歳をとってください。

投稿: うp男 | 2006/02/06 02:04

論破ールームになりましたねw

よろしかよろしかw

投稿: メルヘンひじきごはん | 2006/02/06 02:37

論破ールームつまらん。
とりあえずファッション馬鹿にしてるけど小田嶋さんもそのおっさん信者も君らがファッション批判できた義理か。ダボダボもダサいけどお前ら「砕けた感じだと勘違いしてる」ダサいおっさん共のファッションの方がそれよりキモいだろ。生理的に無理だと思うよ。さんぴんからのおやじとかなんも聞いてねえな。
うp男は論外。かわいそうだよお前。

投稿: うp男がクズだと思う男 | 2006/02/06 09:40

「論破ールーム」って、いいですね。

 ヒップホップを「習った」ことがあります。サルサを教わっていたキューバ人の先生が、
ピップホップも教えていたので試しに・・。最近のスポーツクラブの定番プログラムのピップホップより少しは「らしい」感じでした。
 踊っている時はほとんど歌詞が聞き取れませんが、憶えているのはちょっとスローな曲で「I’m just a black man living in this white world.」というのです。こういう歌に合わせて黒人のセンセイのマネをして20人ほどの日本人女性が踊っている光景を想像してみてください。
 その頃、自宅学習用にラップのCDをとりあえず一枚買ってみました。ノリとかグルーヴ感とかは素晴らしかったのですが、歌詞がアホラシくて興ざめしてしまいました。でも、数ある歌詞中には本物の詩もたくさんあるのだと思います。
 つまり私はッヒップホップを知らないわけですが、「知らないなら黙っていろ」というのはぜんぜんヒップホップらしくないと思います。なぜそう思うのかは、直感または体感としか言いようがありませんが・・・。

投稿: kobanto | 2006/02/06 10:10

>うp男がクズだと思う男 さま
 ご説明いたしましょう。
 貴兄は、オダジマが「ファッション批判」をしたと言っていますが、ちょっと違います。
 ファッションは批判したりやっつけたりする対象ではありません。論破したり白黒をつけたりすべきものでもないし、優劣を競ったり勝ち負けを判定するべきフィールドでもありません。
 単に好き嫌いを言えば良い分野です。
 だから、いずれかが正しければもう一方が間違っているという性質のものではないし、劣っている者が優れている者に対して口ごもらなければいけない分野でもないわけです。
 で、私は、hiphopのファッションについて、自分の好み(嫌いということですが)を述べたわけです。
 ついにでに申せば、私は自分がファッショナブルである旨を宣言したつもりはありませんし、そう思ってもいません。
 ヒップホップに対しておしゃれ対決を挑んだわけでもありませんよ。当然ですが。「よーし、オレ様とファッション勝負だああ」なんて。

 それから、他人に向かって粗暴な口調で話しかけることは、リアルな世界では一応「勇ましい」(相手に殴られるリスクを犯してはいるわけですから)態度ということになりますが、ネットの世界では、強いお兄さんみたいな口のききかたをするのは、やめておいた方がいいですよ。子供が強がってるみたいに思われても、たいして良いことはありませんから。まあ、奇特なご婦人方の母性本能をくすぐる効果はあるかもしれませんが、まさかそれが狙いということもないんでしょうから。
 

投稿: 小田嶋 | 2006/02/06 10:18

katsumi さんのお友だちは大学辞めてまで一生かけて頑張ってるんだー。それはリアルHIPHOPなんだろーなー。だって生活かけてるってことだもんねー。生活かけるってことは毎月の家賃、食費、光熱費、諸税金、etc.全部HIPHOPで叩き出すってことだ。レコーディングすれば今はPro Toolsなどのデジタル録音機器が発達しているとはいえ、まずはその機材購入費。で、音入れできてもその先のトラックダウン→マスタリングのスタジオ代。それからデザインも含めたパッケージング代にCDプレス代→流通、卸しでマージン抜かれ。媒体を使ったプロモーション/宣伝広告費も必須。更にレコード会社のランニング・コスト(家賃、光熱費、パソ、ネットから机や鉛筆一本に至るまでの事務諸経費、諸税金、こいつが重いスタッフ人件費)、これらの多くは何をしなくても毎月かさんでいくし。で、以上全ての経費をCDなりダウンロードの売上げで回収して、ようやくゼロ。トントン。そこから1枚、1曲売れて初めての純利。(便宜的に話しを単純化したけど、実際の現場はもっと複雑。著作権と出版権の管理。コンサート。物販、etc.)インディーでもメジャーでも規模が違うだけでやっていることに大差なし。音楽で食っていくには毎日、毎月、死ぬまでこれをクルクル。
 
ご友人がどの部分をご担当するのかは知る由もありませんが、担う部分が多ければ上がりもデカイけどリスクも大きい。逆にクリエイティブの部分だけならリスクは少なくとも数をこなさないとアラ大変(仕事とってくるだけで命がけ)。なにはともあれ。バンバン売れる、商業的に大成功なHIPHOPが作れるよう陰ながらお祈りします。アルバイトしながらやってるミュージシャン。借金抱えて蒸発した経営者さん。何人か知っていますがあれは悲惨。人生、先長いし。うん。生活をかけてお仕事をするって大変なことだ。
 
リアルだろ?

投稿: かず | 2006/02/06 12:03

ただのカンだけど、katsumi=kon=takkiってことでおk?
文章と文体のクセ、それから二人称
ま、同一人じゃなくても同種人ではあるよねw

投稿: 凡人 | 2006/02/06 14:23

小田島氏の文章は、「個人的な感想」として捉える限りにおいては悪くないと思います。
世代間の認識ギャップの一例として読めば、これはこれで面白いですし。
真剣に怒りを覚える対象でもないでしょう。

ただ、小田島氏が、自らの文章を「批評」と言い出すと、違和感が残りますね。
「雑駁な感想」と「批評」の間には、やはり断絶が横たわっているんじゃないでしょうか。

>良くても少し鋭い程度のおじさんのミーハーな感想に終始するからです
小田島さんの文章は、正にこの範囲にとどまっているんじゃないでしょうか?


念のため言及しておくと、僕はkenkenさん他とは別人ですよ。

投稿: 通りすがり | 2006/02/06 16:27

凡人さん、鋭いですな。

>ただのカンだけど、katsumi=kon=takkiってことでおk?
>文章と文体のクセ、それから二人称

文体、なんて高尚なもんじゃない。ただの語調。

>ま、同一人じゃなくても同種人ではあるよねw

同じ人なら自作自演でイタイ。
同じ人でないならないで、見事なまでの「金太郎飴状態」でイタタタタタ&どははははは、って感じでしょうね。

投稿: passerby | 2006/02/06 17:03

憲法加筆で

「外見の自由」

を入れたらどうか、とマイブログで書いてみたんです…

だからどうした、って?まあ、入れてみればわかると思いますよ…

投稿: メルヘンひじきごはん | 2006/02/06 17:28

ヒップホッパーがブログなんてやってちゃだめだろー。
優しさロックとかいってちゃだめだったろー。

政治的コードと音楽の結びつきなんてもう実効性ないだろー。
音楽批評そのものが、快/不快で判定するか、楽曲そのもの構造分析に以外に方法論見いだせてないんだろー。

でも、論争は読んでいて楽しいので、もっとやったらいい。

ちょっとばかり建設的なことを言えば、いかにして音楽批評は成り立つのか、という方向に話が向かえばもっと話は膨らむのに。


投稿: Opi | 2006/02/09 11:21

男性読者しかいないんですかね。
男性は論破するの好きですもんね。

わたしは女性なので、正論がどこにあるかにはほぼ関心がありませんけど、立場×論証の鮮やかさを数値化したら、明らかに小田嶋さんの負けだと思いますよ。

個人個人の考え方の違いの部分を超越した説得力を目指すのが批評なんじゃないですかね。だとすれば、小田嶋さんの元エントリは批評には読めません。個人の好みについて触れた、日記的大甘エントリだと読めます。

指摘を受けているのはその甘さの部分なんだと思うんですが。論点のズレ以前に、その姿勢については「知らねえよ」で終了とは、恐れ入る乱暴さですね。

投稿: ここには | 2006/02/12 04:18

 まず
> 男性は論破するの好きですもんね。
> わたしは女性なので、正論がどこにあるかにはほぼ関心がありません
 などと、こんなところに性差を持ち込む意図がわかりません。「男性は論破するのが好き」「自分は女性なので、正論がどこにあるのかにはほぼ関心がない」って、この決定論は何ですか? 人それぞれじゃないですか、そんなもの。
 仮に、議論をする時のマナーないしはスタンスにおいて、男女の間で、多少の違いがあるのだとしても(私はたいした違いはないと考えていますが)、性差より個人差の方がずっとデカいと、それだけの話です。
 もしかして、女性として特別扱いしてほしいタチのひとですか?
 女性だから、とか、女性半額とか、女性限定とか。
 うちは、そういうサービスはしてません。パチンコ屋じゃないんで。
 
 でもって、正論のあり場所を気にしていないと宣言する一方で
> 明らかに小田嶋さんの負けだと思いますよ
 と、勝ち負けを持ち出してくる。ヘンです。
 しかも、勝ち負けの判定基準が
> 立場×論証の鮮やかさを数値化したら、
 という、不可解な数式とその数値化ときている。
 私の議論が粗雑だと思ったのなら、数値化なんぞせずに(だって、どうやって数値化するんです?)そう書けば良いではありませんか。
 
 「論証のあざやかさ」についてですが、私は当エントリーの中で、論証に類することはしていません。hihhop文化(音楽、ファッション、ダンス、グラフィティアートなどなど)一般について、感じるところを述べ、仮説を展開しただけです。ですので、

> 個人個人の考え方の違いの部分を超越した説得力を目指すのが批評なんじゃないですかね。だとすれば、小田嶋さんの元エントリは批評には読めません。個人の好みについて触れた、日記的大甘エントリだと読めます。

 というご指摘は、甘受いたします。
 だって、日記ですからね。
 
 なお、
>指摘を受けているのはその甘さの部分なんだと思うんですが。論点のズレ以前に、その姿勢については「知らねえよ」で終了とは、恐れ入る乱暴さですね。

 と、貴方(「貴女」の方がいいですか? それとも「お嬢様」と呼んで差し上げるべきなんでしょうか?)はおっしゃっていますが、そりゃ誤解です。
 「知らねえよ」は、hipohopについての「公式見解」という前提付きのセリフです。
 論点のズレについて「知らねえよ」と捨て台詞を吐いたわけではないし、読者からの質問を「知らねえよ」の一言をもって切って捨てたのでもありません。
 一種の謙遜です。乱暴とは正反対の、奥ゆかしさ炸裂のジェントルマンシップってやつです。
 ……というのは、ウソ。
 実は、捨て台詞でした。
 ええ、乱暴でした。
 でも、もう一度言います。
 知らねえよ。

投稿: 小田嶋 | 2006/02/12 11:24

>わたしは女性なので、正論がどこにあるかにはほぼ関心がありませんけど、

なにげに、女性一般を侮蔑しちゃってません?
ま、匿名掲示板で「私は女性」なんて言ってる人は99%(ry

投稿: mmHg | 2006/02/12 12:56

 私は以前「ヒップホップを習ったことがあります」という間の抜けたコメントをした女性です。

 「ここには」さんの「批評とは」という事についてのご意見は正しいと思います。
 でも最初に小田嶋さんが書かれた記事は、ご本人がおっしゃるように普通の「日記」なので、批評になっていなくてもべつにかまわないと思います。
 また、その「日記」に対してキッチリ反論を試みた方のご意見もすごくまっとうなのですが、もともと音楽批評ではない世相の観察記に対するものとしては、ちょっと専門的すぎたのだと思います。(「知らないなら黙って・・」はまた別の方でしたね。混同していました。すみません。)

 でも、小田嶋さんの「もしかして女性として特別扱い~~・・・~パチンコ屋じゃないんで。」は言いすぎだと思います。このサイトを見て、「あれっ?男性ばっかり?」と思うのはごく自然なことですし、初めてコメントを寄せるにあたって、とりあえずの「ごあいさつのきっかけ」にその事に言及するのも自然な「社交」の感覚です。

投稿: kobanto | 2006/02/12 20:09

そもそもグラフィティっていうのは差別用語ですよ。あなたのような考えを持つ方や、あなたが標的にしている「グラフィティ」を「格好良い」と思う馬鹿を利用して金儲けするために出来た言葉です。

それと、安全な地域に描いて粋がってるだけと言いますが、普通に山手線に乗ってれば、新大久保あたりの線路沿いの壁や、歌舞伎町の交番前などにも沢山見ることが出来るそれは何なのでしょうか?まともなライターは共食いになるような場所には書きません。

公衆便所に「戦争反対」「スペクタル社会」と落書きしただけで、逮捕される世の中です。

「最近のヒップホップを聴いてないから」という前置きから書かれいてますが、あなたが普通に生活していて見る事が出来る「ヒップホップ」ってのがそもそもヒップホップではないはずです。

投稿: ギザヤバス | 2006/02/14 03:10

わたしが大学生の時
(6、7年ほど前の話)
同級にHIPHOPを好んで聞く方がいらっしゃいました。服装も、いわゆる小田嶋先生がお嫌いな感じの。
その方がたまに「あのラッパーはホンモノ」「アイツはニセモノ」といった話をしていたのを覚えております。
そんな折、ある事件が起こりました。
その彼がニセモノだとするアーティストのシングルにホンモノだとするアーティストがフィーチャリングされてしまったのであります!
わたしは彼に問いました。
「買うのか?」
彼は言いました。
「悩んでるんだよねー」
しばらくしてから、「結局購入した」との事。

そしてさらに時は流れ、またひとつ事件が起こったのです。
何が原因かはわかりませんが、その「ホンモノ
」と「ニセモノ」が仲違いをしてしまったのです。「ホンモノ」が自らのアルバムで「ニセモノ」を批判する(ディスる というそうです)騒動にまで発展してしまったのです。
その後、批判騒動について彼と意見交換する機会も無いまま卒業を迎えてしまったのが悔やまれます。
風のウワサで聞いたところ、彼は今、HIPHOPよりJAZZが好きだそうです。
やっぱりマイルスなのでしょうか。

ホンモノ:ZEEBRA
ニセモノ:DRAGON ASH

でも今はZEEBRAさんもニセモノって言われてるんですね・・・悲しいです。


投稿: ギザクサス | 2006/02/14 05:32

>ギザヤバスさん
>そもそもグラフィティっていうのは差別用語ですよ。
 「不当な評価を含んだ言い方」ということですか?
 では、正当な呼称はどうあるべきで、どう呼べばあの落書きが犯罪でなくなるとお考えなのでしょうか。

>安全な地域に描いて粋がってるだけと言いますが、普通に山手線に乗ってれば、新大久保あたりの線路沿いの壁や、歌舞伎町の交番前などにも沢山見ることが出来るそれは何なのでしょうか?

 落書きでしょう。普通に。
 交番前に落書きをするライター(←ライターでOKなんですか? ペインターとか、ドロワーじゃなくて)は、公団住宅の壁面に描いている連中に比べれば、まあ、度胸はあるのでしょう。でも、それだけの話ですよ。リスクを犯すにしても、内容が間抜け過ぎます。

>公衆便所に「戦争反対」「スペクタル社会」と落書きしただけで、逮捕される世の中です。

 反戦の小便であれ、善意の鼻汁であれ、他人のテーブルの上にぶちまければ犯罪なわけで、公共の建築物に落書きをすれば、内容が反戦だろうがママの似顔絵だろうが逮捕されるのは当たり前です。
 マジレスをすれば、「警察に逮捕の口実を与えるような反戦アピール」は、反戦運動全般にとって有害です。
 でなくても、「一般人に不快感を感じさせる反戦アピール」は、「反戦運動の戦闘性」という、グロテスクな逆説を顕在化させる分、逆効果だと思います。

>あなたが普通に生活していて見る事が出来る「ヒップホップ」ってのがそもそもヒップホップではないはずです。
 
 つまり、貴兄の言う「ヒップホップ」(←「リアルなヒップホップ」ということですよね?)は、私のような一般人(あるいは「おっさん」)が普通の生活をしている中では接触することさえかなわぬ種類の音楽だというわけですね。
 ごたいそうなものですね。
 ってか、選民意識みたいなものを嗅ぎ取らざるを得ません。
 私が言及したのは、私が接触できる範囲のヒップホップ、すなわち、世間で「ヒップホップ」と呼ばれている音楽ならびにその周辺にある風俗のことですが、それが、ヒップホップでないということになると、貴兄の言っている「リアルなヒップホップ」については、別の呼び名を発明した方が良いような気がしますよ。たとえば、ジャップポップとか(笑)。

投稿: 小田嶋 | 2006/02/14 08:54

ふと思ったのですが。ここにコメントしてくる一見ヒップホップ擁護派の方たちは、実はヒップホップの評判を落とす風説の流布を旨とした仕手集団なのではないでしょうか?貧困な語彙、馬○丸出しの文体、突っ込んで下さいと言わんばかりの珍妙な理論展開。田嶋陽子のフェミニズム効果を狙って……。
  
見識あるヒップホップ・ファンが恥ずかしくて、仲間と思われたくなくて、書き込みを控えてるのではないかと疑いはじめております。豊富なボキャブリーを駆使して、華麗に韻を踏んで、格好いいラップのごとく反論を試みる方が1人も出てこないのがどうも不思議で。。

投稿: かず | 2006/02/14 12:16

DA・YO・NE~俺もそう思うYO
ていうかそろそろどのラッパーがリアルで
どのラッパーがニセモンなのか
それをどうやって見分けるのかを誰か教えてほしいです。本気で。
もうこれ以上合コンで恥かきたくないから・・・
KREVAはいかにもニセモンっぽいけど実はリアルなのかもしれないしDABOは完全にリアルだろうと思って口に出したトタンまきちゃんには冷たい目で見られるし・・・
もう怖くてCD買えん!

投稿: 今夜もゲップでSAYHELLO | 2006/02/15 03:43

女ですよ。悪かったですね。
でも、ここにいる方々は私がそう名乗ったからと言って「まさか」とか思わないですよね。
匿名のネットでは、書き方さえ性中立的にしてれば、性別なんて判断しようがないんですから。
そんな場所で発言者の性別を気にしてるなんて、どれだけセックスコンシャスネスが高いのかと。やや異常ですよ?

このエントリーに書き込まれた人たちの半数が女性だったとしても、私は驚きませんけど。

投稿: 凡人 | 2006/02/16 10:33

 そうですね、本当にまったくこの場合性別なんてドーデモイイ事ですし、「だからこそ、ご挨拶にはピッタリ・・」と思われるのも結構な事だと思います。

 「ここには」さんのご意見の中核は、「個人個人の考え方の違いの部分を超越した説得力を目指すのが批評なんじゃないですかね。」というところにあると思いましたので、その部分以外の、例えば「おはようございます」に対して「何が早いのか。早すぎるとでも言うのですか」と言うような反論は、「言いすぎ」だと思いました。
 小田嶋さんには、差し出がましかった事をお詫びします。

投稿: kobanto | 2006/02/16 19:39

:>kobantoさま
 あなたは誤解なさっているようですが、「ここには」さんが、
「こんにちは私は○○歳の女性です」
 あるいは
「はじめまして、○○市在住の女性です」
 と、単に社交上の挨拶ないしは自己紹介の一環として自分が女性である旨を表明していたのであれば、私とて、つまらぬ意地悪を言ったりはしません。
 でも、彼女は
> 男性は論破するの好きですもんね。
> わたしは女性なので、正論がどこにあるかにはほぼ関心がありません
 と、場違いな性別決定論を持ち出してきたわけで、だから、私としても、「そりゃ何ですか?」と、つっかからざるを得なかったのです。
 まあ、パチンコ屋うんぬんは余計なことでした。
 でも、皮肉ぐらいは言わせてくださいな。だって、私は、「正論がどこにあるのか」という最も基本的な部分にすら関心を持っていない論者に「明らかに負け」であると敗北者認定をされ、のみならず自分の文章を「日記的大甘エントリ」と決めつけられた男だったわけですから。

>「ここには」さんのご意見の中核は、「個人個人の考え方の違いの部分を超越した説得力を目指すのが批評なんじゃないですかね。」というところにあると思いました……
 
 その通りだと思いますよ。
 だから、私は、その点については、「ここには」さんから発せられた批判を甘受しているではありませんか。

 ……ついでだから本当のことを言ってしまいますが、私は「個人個人の考え方の違いの部分を超越した説得力を目指すのが批評なんじゃないですかね」という、「ここには」さんの「批評」についての定義を丸呑みにしているわけではありません。
 「これは批評として成立している」とか「こんなものは批評ではない」みたいな、批評家ワナビーの若い人たちの間でかわされがちな、書生くさい議論にまきこまれるのが面倒だから、あえて「批評」の定義をめぐる議論にに踏み込まなかった、というだけの話です。

 毒を食らわば沙羅双樹で、「批評」について一応の考えを述べておくことにします。
 私は、「考え方の違う人間をも説得する批評」というものの存在を強く疑う者です。また、そういう意味での批評家でありたいと願ったこともありません。
 確かに、私のテキストは「日記」であり「感想」に過ぎません。
 が、そもそも私は、「感想」が「批評」に劣るものだというふうには考えておりませんし、むしろ、こと音楽や風俗に限って言うなら、特定の個人の感受性がとらえた場当たり的な「感想」こそが、対象の本質に迫る最も確かな、あるいはほとんど唯一の道筋なのではなかろうかとさえ思っています。
 その意味では、音楽やファッションについて何かを語ろうとする者に必要なのは、「批評」としての外見を整えるために堅固な論陣を張ったり、論敵を説得するためにレトリックを弄したりすることではありません。
 逆に、「好きだ」「嫌いだ」というナマの感想を、まっすぐに述べる勇気こそが、音楽をめぐる議論を実りあるものにするのだと思います。
 まあ、モロな形で好き嫌いを表明すると、色々と思わぬ方向から反響が返ってきたりして、やっかいではあります。が、音楽を聴く楽しみの中には、そうしたやっかいな摩擦がもたらすものもあるわけで、もしかしたら、その種の摩擦が「ロック」をロックたらしめ「ヒップホップ」をヒップホップたらしめているものの正体なのかもしれません。
 ご静聴ありがとう。
 

投稿: 小田嶋 | 2006/02/16 21:11

初めてコメントさせて頂きます。この度は随分と粘着されて大変でしたね。ジャンルが何であれ(ジャンル分けなんてナンセンス!とか言わないでくださいね、ここは)、大好きな音楽をバカにされるとムキになる人っていますからね。あ、バカにはしてなかったですか。落書きと結びつけただけで。

批評なんてしてないのに批評ととられ、無料で開放してるblogを大甘日記と言われるのは、我々一般人からすると、少しだけ羨ましいですよ。有名税ですもん。コメント欄が脱線して盛り上がるのも、それはそれで活気のあるblogだと思います。

世の中に「HIPHOPに人生かけてる」なんて人間が居るって知ったことが、私にとっては有意義でした。

投稿: やっつくん | 2006/02/16 22:23

小田嶋様

 たしかに小田嶋様も「言われすぎ」でしたね・・・。

 私が「日記だから批評になっていなくてもかまわないと思う」と書いた時、「日記にすぎない」というニュアンスに聞こえてしまうかな、とちょっと心配していました。でも、あれは「世相を描写する目的で書かれた文章なので、音楽批評になっていなくても・・・」という意味です。

 批評についてのお考えは、(おそらく)「ここには」さんも小田嶋様も私も、あまり違いはないと思います。
 もしも説得が「唯一の」目的になってしまったら、それはもちろん、まったく不毛な事です。でも、「これが好き」「これが嫌い」を他者の検証に差し出してみるのはエキサイティングだし、実りのある事だと思います。そしてそれをするとしたら、自分の感情や考えを「力説」しなければならず、「○○命!」以外のいろいろな表現や分析や、知識の収集が必要になって、それ自体も創造的なものに・・・・なるはずが、説得のための理論武装にやっきになってしまっているかもしれませんが、そういう時はもう一度ナマの気持ちを思い出して、やり直せばいいのだと思います。

投稿: kobanto | 2006/02/16 23:08

なんでロリータが希有かって言ったら、彼女が議論好きで、正論が何処にあるか求めてるタイプだったからじゃないかと、映画(巨匠のほうの)しか観てない俺は思うものであります

それが、やっぱり「子宮で考えるタイプ」の、ごく普通の主婦になってしまうラスト近く、眼鏡をかけて三つ編みになってるスー・リオン、それはそれで美しいのだけど、もう母親のたしなめに「ギミッ(ジミッ?」と毒づく彼女はいないのだろうな、と。

近頃で言えば、HINOIチームの松岡桂花ちゃんにそれを見出していたのですが、彼女も、ウたれたかなー…と、諦念混じりに思うものです KINGKONG(E-ROTIC原曲)のDVDのオフショットで、舌を唇脇にちらっと出して見せて一瞬おどけてみせたそれは、まさにそのときの彼女しか出来ない、甘いめまいを伝えてくれる仕草だったんですが

ま アイドルは起源的に サロン を目指すわけですからね 夢見るほうが愚かなんですけど 受け手としては

かと言って ずっと愉しませてくれた芸能界を理屈通りに全否定、っていうのもこれまた厳しく辛いものがあります 偶像には弱い。我ながら。書物にも弱いです。

下手すると 表現のなにもかもが罪深い、みたいな結論にすら辿りつきかねない その挫け、絶望を経て、それでも歌い踊り奏で書き描き…それが目指す、光のある何処か、そういうのを考え想いたいものです

人々は蛾よりも蝶を愛でるもの しかし蛾は 闇にあって光を目指す その属性を思い出した時、鱗粉だらけのあの昆虫がとても崇高な使命を帯びている者にすら 思えてきたんです この間誤って窓に挟めて殺してしまった蛾の蒼星の紋五つを、忘れることはないでしょう

忘れるかなw ま へそ曲がりで生きてきましたから…ですけど 空間自体が曲がっていたら、直線は曲がって見えるだろうね?みたいなハッタリをぬかす、かわいげのない思春期でした

しかし、流石に37で思春期もアレですのでね 16年待たせてるナニを早く迎えに…って何を書いてるんだ俺は

「わたしには、わかるわ」

現代日本の文脈で、この言葉を公にした小田嶋さんの非凡さに、敬服をいくらしても、しすぎることはないと思ってます とか書くと…モニタの向こうで苦笑されるのでしょうか それとも…?へへへ どうも近頃世の中は、何か一種懐かしい風を運んできていますよね こうなるとは 達観じみた工房時代には思ってもみませんでした

一寸先は闇 ですが 二寸先は…?

マイブログですりゃあいい話を、くどくどとすみませんでした 熱い季節は好きです 解り合おうと語り合うのもね! 理解など誤解に過ぎない、と言われても、それを思い知らされる事件が起きても、誰かが何処かで、ずっとそれをし続けるのだと思います

でわっ でゅわっ O%o=☆

投稿: メルヘンひじきごはん | 2006/02/17 02:16

>kobanto

言ってることが意味不明です。
というよりその前段階の他人のテクストの解釈の仕方が意味不明(あるいは難解)と言うべきですか。

>批評についてのお考えは、(おそらく)「ここには」さんも小田嶋様も私も、あまり違いはないと思います。

この部分なんか、あなたのことはともかく、小田嶋さんとここにはさんがあまり違わないことについて、最低限の説明は必要なのでは?

ちなみに、下が私の(というほどのオリジナイリティもない)解釈。

ここには氏の考え方
「個人個人の考え方の違いの部分を超越した説得力を目指すのが批評」
↓だとすれば
小田嶋氏の意見は批評ではない

小田嶋氏の考え方
「考え方の違う人間をも説得する批評」というものの存在を強く疑う
↓特に
音楽・風俗については、「特定の個人の感受性がとらえた場当たり的な「感想」こそが、対象の本質に迫る最も確かな、あるいはほとんど唯一の道筋なのではなかろうかとさえ思ってい」る。

投稿: 凡人 | 2006/02/17 07:27

 「凡人」様

 「他人のテクストの解釈の仕方が意味不明」だったかもしれません。「こうであってほしいな」という気持ちで読んでいました。

 もし、「ここには」さんが「説得しなければいけない」という意見だとしたら「そうでないものは批評ではない」で終わりになってしまい、全く不毛なのですが、「説得を目指す」というのは全然別の事だと思います。そして、(私が前回の記事で書いた)「目指す」事の過程で生じる創造性のチャンスというものを最初から放棄するテはないと思うのです。もちろん創造性が出てくるヒマもなく党派性に埋没してしまう可能性もあるのですが、そういう時は、小田嶋さんのおっしゃるように「場当たり的な「感想」こそが、対象の本質に迫る」という事を思い出して、「自分は何のために、こんなに一生懸命分析し、力説しているのか?自分の感動や、あの作品から伝わってくる人間性や世界といったものに対する洞察を、人に伝えたいからであって、誰かを言い負かしたいからではなかったじゃないか。せっかく感覚で捕まえたはずの本質を見失っているじゃないか。」と、振り返ってやり直せばいいのではないかと思います。一気に本質に迫るのもいいのですが、分析だの説明だのといった「芸」を加えて回り道をするのも実り豊かな行動だと思います。
 私が「余り違わない」と言ったのは、二つの意見は、こういう創造的な批評の過程のどの時期を強調しているかの違いだけだと思ったからです。
 ですので、小田嶋氏のご意見が「場当たり的な感想だけが唯一の道で、それ以外はナシ」という事でしたら、私の判断は間違いです。

 私の考えは、「批評とはなにか」という定義づけを考えるよりも、どうしたら自分も他人もより豊かな楽しみを得る事ができるのかを出発点にした結果です。

投稿: kobanto | 2006/02/17 11:43

確かに、ある歌への想いが変わることはあります。

SMAPは森くんが抜けて、却って垢抜けて、歌によっては好きだったり聴いたり買ったりしてるのですが、

「俺たちに明日はある」

初めて聴いた時、いもくせー初期からこれっぽも抜け出してナイネ、と鼻で笑ってたのに、3年くらい前ズガンと来ました。遅いよ俺。

でも、いつかバイクで舞い戻ってくる彼を期待もしたりしてるんですけどね。スパイダーマン3に前触れもなくグエンドリンが出ることになる世の中、ナニがあってもおかしくないす。

今、嫌いなローリングストーンズを少し追っかけてみんべかな、って思ってるところです。

投稿: メルヘンひじきごはん | 2006/02/17 13:19

こんにちは。ふらりと飛んできました。
楽しく読ませていただきました^^
勉強になります。

投稿: はに丸 | 2006/02/17 14:11

面白く拝見させてもらいました。
えーと、リアルか偽物かは、商業主義で峻別されるものではない、ということだけ口出しさせてもらいます。
HIPHOPにしろパンクやレゲェにしろ、レベルミュージックではリアルか偽物かは常々語られる話題です。リアルなのはコミュニティー・ミュージックであり、コミュニティー・シーンに属している人間関係が重要視される、ということだと思います。顔も知らないポッと出が売れたら偽物ですし、シーン出身の売れたミュージシャンがシーンを顧みなくなったらセル・アウト。売れてもコミュニティー・シーン自体を潤すならリアルって構造になっているのです。
とってつけた偽物とリアルを見分けられるのは、そのコミュニティー・シーンの中の人間だけだと思われます。それは日本の中であってもそうではないでしょうか。

投稿: quawabe | 2006/02/19 03:23

> quawabeさま
 ミュージシャンなりパフォーマーなり、あるいは歌手なりMCなりが、立派な人間であるのかどうかは、それぞれ、コミュニティへの関わり方や、商業主義に対するスタンスの如何で、色々と判断の分かれるところなのでしょうが、生まれてくる音楽そのものの出来不出来は、そういうこと(つまり、音楽の作り手が備えている人格的要素)とはあんまり関係がないように思います。
 長らくロックミュージックの世界を見てきた人間の感触から言うと、音楽の才能は、立派な人間にだけ選択的に宿るものではありません。むしろ、守銭奴だったり女たらしだったり恥知らずの嘘つきだったりする人格の持ち主が、同時に、あふれんばかりの才能を保持していたりする例の方が多いような気がします。遺憾なことですが。
 ですから、あるミュージシャンが、生まれ育った貧民窟と縁を切って、ウェストハリウッドの高級住宅街でパツキンの嫁さんとぜいたく三昧のらしを始めたからといって、必ずしも音楽が腐るかというと、案外そんなこともなくて、たとえば、ブルース・スプリングスティーンなどは、ある程度売れて、貧乏の呪縛から逃れてからの方が、明らかに良い作品を生み出せるようになっています。
 ……で、何が言いたかったのかというと、音楽は、人格の反映ではなくて、才能の表現だということで、であるからして、はなはだ遺憾ながら、薄っぺらな人間が大傑作を書いている例は、決して少なくない、と、そういうことです。

投稿: 小田嶋 | 2006/02/19 16:33

そうなるとますます小田嶋さんの物語…楽しみになってしまいますね。
そういう悪風に一泡吹かせてやれるわけですから。

おなじみの毒舌から導入して、素を出して全能力全開のラストで仰天、なんていかがです?

投稿: メルヘンひじきごはん | 2006/02/19 20:44

音楽シーンには門外漢ですが、quawabeさんの書き方だと893並のものすごいムラ社会に思えますね。
鳴らしてる音さえ良ければ、無条件で受け入れられる世界かと思っていました。

投稿: Noisy | 2006/02/20 10:58

まあジジイには理解できないんだから何言っても無駄だよ
聞いてから判断しろなんて間違ってもいえない
ジジイには想像もつかないところで世界は動いてんだ
むしろジジイなんかに褒められるようになったら終わり

投稿: さまーず三村 | 2006/09/26 22:44

>さまーず三村さん

それって、単なる説明できない(説明する能力がない)言い訳だろ。
それなのに、いかにもそれらしいことを言って、
ごまかしているのって恥ずかしいと思うけど。

投稿: さまーず大竹 | 2006/09/27 23:42

たまたま通りすがりました。

私のhiphopに対する公式見解は
「知らねえよ」
 ということにさせてもらいます。

ここまで読んできましたが、これは半分嘘ですね。知らねえどうでもいい事にここまでムキになって反論しません。

つまり小田嶋さんは悪い意味でHIPHOPに興味があったと。癇に障ってイライラする音楽だから、お得意の表面的な批評でちょっと貶めといたろうか、とね。そういう事でしょ? じゃなきゃほっとけば済む話なんですし。
ケツの穴の小さい人間が考えそうな事です。

まあでも半分は本当だと思います。実際ここまでの流れではHIPHOP自体の議論なんか殆どありませんし。小田嶋さんがムキになられている理由の本当の所はHIPHOP云々ではなく、うっかり露呈してしまったご自身の軽薄を指摘されたからですよね。
必死に理屈をこねて正当化しても、卑しさまでは取り繕えていませんよ。

私自身も日本のHIPHOPに関しては表面的な事しか分かりません。今の所良い興味も悪い興味も無いので、まさに「知らねえよ」ですが、仮に悪い興味が湧いたとしても、あなたのような発言は絶対にしません。そんな事をしても今回のような生産性がない空論に終始するのは目に見えていますから。

投稿: SERA | 2008/04/28 19:00

通りすがりでこれだけ熱弁を振るえるなんて羨ましいね。

投稿: RASSERA | 2008/04/29 08:00

HIPHOPを通りすがった小田嶋さん↑

投稿: SERA | 2008/04/29 14:31

妄想乙

投稿: | 2008/04/29 19:11

要するにseras氏が異様に「ムキになられている」本当の理由は小田嶋氏に対してもともと「悪い興味」とやらを抱いていたからじゃないの。
じゃなかったら、「ケツの穴の小さい人間」とか「卑しさ」とかたまたま通りすがった人間が書ける言葉じゃないよ。
もし本当に通りすがりだったら不気味な人だね。
それにしても、反感のことを「悪い興味」というのかぁ・・。気味悪ぃぃ。

投稿: old chicago | 2008/05/10 07:12

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投稿: 千葉 奈美 | 2012/08/23 14:29

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