若害
テレビを見ていたら、前原さんが出てきて、昨日と同じことを言っている。
「向こうは門前払いだ」
「もし本当に一点のくもりもないのなら、(自民党は)国政調査権の発動を受け入れるべきだ、と今でも思っている」
「問題を起こしているのは与党である。それを追求していく気持ちには何の揺らぎもない」
「木を見て森を見ずの議論にならず、巨悪は何なんだ、と、こういう観点で先頭に立ってこれからも頑張っていきたいと思いますので」
つまり、アレだ。この人は非を認めないつもりなのだな。
しかも、余裕ありげな、すっきりした顔でしゃべっている。
虚勢を張っているのか。
それとも、マジで無神経なのか。
いずれにしてもたいした根性だ。
「兄貴、すげえ度胸だぜ」
とか、そういうふうに思ってもらいたいのだろうか。
そんなに子供なんだろうか。
政治の世界では、長らく「老害」ということが言われてきた。
実際、55年体制のクソジジイ政治には、うんざりするような弊害がたくさんあった。
でも、永田議員や前原さんを見ていると、「若害」というのもあるんだな、と思わされる。
昭和の時代の、老害の政治家は、こういうところでつまらぬ意地を張らなかった。
自民党とホリエモンの癒着が言われているが、「若害体質」(←ブレーキがきかない。虚勢を張る。要らぬ意地を張る。人目を引きたがる)という点について言うなら、ライブドアの本質はむしろ民主党に近いように思う。
とにかく、品格ある土下座ができない政治家には、あんまり日本をまかせなくないな。
お家芸なんだから(笑)。
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コメント
別に裁判じゃないけどさ、もし国政調査権発動して「メールの件は白」が証明されたら
三千万の授受は「本当」だったとしても
もうこの件で追い詰められないよ。
たとえ武部の息子が「貰いました」って
ゲロっても、だ。
有力政治家の周辺には爆弾投げても
OKってことになれば百戦錬磨の自民党は
野党の家族親族友人知人に対しどれだけ
のことをしてくるか。
武部の息子は「一般人」。
政治家の息子は一般人に非ず!なんて
世論が醸成されたらそれこそ恐ろしい。
投稿: slider | 2006/02/23 22:14
>品格ある土下座ができない政治家には、あんまり日本をまかせなくないな。
お家芸なんだから(笑)。
おっ、やったねオダジマ!久しぶりの四回転ジャンプ、着地成功だね。
投稿: あおきひとし | 2006/02/24 12:52
前原民主党主が言ったと伝えられる、
「資金提供がなされたのではないかとの確証を得ている」
というのは、日本語文法として間違っている、という指摘が、新聞でもテレビでも見当たりませんね。
不思議ですねえ。
「なされたのではないか」なら、「という疑念」とは言えても、「という確証」とは言えないもんね、ふつう……。
「確証」と言えるのは、「資金提供がなされたという確証」というように、前の段落で確定的な言葉が使われる場合だけだと、むかし学校で教わった気がするけど、政界では、別の論理学が成り立つんだろうか。なんともはや、あきれるばかりの不思議な言葉づかいですね。
投稿: sengawa | 2006/02/24 21:51
>不思議な言葉づかい
確かに変です。「疑念」や「推量」みたいな不確かなものについて「確証」を持ってみても仕方がありません。
まあ、「やるかもしれない決意」ぐらいに受け止めておくべきなのでしょう。
投稿: 小田嶋 | 2006/02/24 22:21
>いずれにしてもたいした根性だ。
前原さん、京大出で高坂さんの弟子ということで、右派でもホネがあるんだろうと、一目おいてましたが、こういうホネとは不覚。学歴幻想でした(恥)。
投稿: よし | 2006/02/24 23:43
今の若い人は(前原はオレより一回りは年上だけどさ)断定的な言い回しを避ける傾向があるんですよ。
「~~のほう、よろしくお願いします」
投稿: Inoue | 2006/02/25 12:31
なるほど。リスクを回避するためのレトリックなんですね。
紺のスーツに赤いタイを合わせるのを見てると、
入社試験の面接で、なんの葛藤もなく「オンシャ、オンシャ」と言いそうですし。
投稿: よし | 2006/02/25 17:02