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2005/11/05

歌詞

 先日、コメント欄のやりとりの中で、Lou Reedという人の歌詞を引用した。で、つい懐かしくなって、しばらくぶりにブックマークしてあった歌詞サイトを巡回して、びっくり。なんと、優良歌詞サイトの多くが、いつのまにやら、消えているではないか。
 インターネットがもたらした福音のひとつに、古いロックミュージックの歌詞が、いつでも閲覧可能になったということがある。Lou Reedみたいなマイナーなミュージシャンの曲も、だ。google検索の「Web全体」で「"Lou reed" "I'm waiting for the man" "lyric"」を検索すると、436件のページがヒットする。全部が全部歌詞掲載サイトではないが、たどって行けば色々と面白いページにぶつかる。
 訳詞についても、ちょっとしたアーティストに関しては、マニアが自分なりの翻訳を発表していたりして、その中には、非常に高レベルな仕事も含まれている。
 私の知っている例では、ポールサイモンについて、それはそれは素晴らしいウェブサイトがあった(←過去形)。
 7~8年前にweb上でそのサイト("Think too much"。管理人はプロの翻訳家で、「庭師チェシャ猫」という名前でサイトを運営しておられた)を発見した時、私は狂喜したものだ。レコードのライナーノーツに載っている訳詞で、なんとなく納得できずにいた部分や、「誤訳じゃないのか?」と疑っていた(とはいえ、正確な訳を自力で見つける力は無かった)歌についての20年来の疑問が、このサイト載せられていた訳詞のおかげで、いくつも氷解した。
 そのThink too muchが、無くなっている。
 移転を疑って、サイト名、管理人のハンドル名、記憶している訳詞のフレーズなどをキーにさんざん探したが、どうしてもみつからない。おそらく、データを削除して、サイトを畳んだのだと思う。残念。

 海外のウェブサイトでは、様々な歌詞が自由にやりとりされている。
 それどころか、bobdylan.comや、loureed.comといったアーティスト本人の公式サイトに、全作品の歌詞が掲載されているケースも珍しくない。
 なのに、この国(←と、他人行儀な言い方をしたくなる)では、なぜかインターネット空間での歌詞共有文化が、絶滅に追い込まれようとしている。

 詳しくは、ここを見てほしい。
http://sevenz.com/iHateJasrac.html

 
 このページも素晴らしい歌詞紹介サイトだったのだが、リンクしたページに書いてある通り、ある日JASRACからのクレームが来て、掲載済みの歌詞を削除せざるを得なくなっている。
 結局、JASRACは、アーティスト本人が自分の公式サイトで無料公開している歌詞を、なぜか、日本のサイトでは「掲載してはいけない」と言っているわけだ。何なんだあんたたちは? 何の権利があってそういうことを言うんだ?
 自分の好きなミュージシャンの大好きな歌について、みんなに知ってほしくて、内容を紹介しているページのどこが著作権を侵害しているというのだろう。
 どうかしていると思う。
 
 というわけで、問題提起と言ってはナンだが、Don't think twice,It's all rightの訳詞を掲載してみることにする。JASRACがどう言ってくるのか、ちょっと楽しみですね。
 原詞については、公式サイトへのリンクを貼る。まさか、シャイロックじゃなかったジャスラックもリンクに著作権があるとは言わないだろうから。

Don't think twice,it's all right

    くよくよするなよ
                       by Bob Dylan

座り込んで考えても仕方がないよ、ベイビー
そんなことをしてもどうにもならない
なぜなのか答えを探してもムダだよ、ベイビー
いまだにわかっていないようじゃね
夜明けにニワトリが鳴く時
窓の外を見てごらん
ぼくはもういなくなっている
ぼくが出発する理由は君
もうこれ以上考えない
これでいいんだ

明かりをつけても役に立たないよ、ベイビー
ぼくにはとどかないから
明かりをつけてもどうにもならないよ、ベイビー
ぼくは道の暗い側にいるんだから
ぼくの決心を変えさせて、引き止めるために、きみが何かを言ったりしたりすることを、ぼくはいまだに心のどこかで期待している
でも、ぼくたちはあんまり多く語りあうこともなかった いずれにしても
だから、もうこれ以上考えないことにしよう これでいいんだ

ぼくの名前を叫んでも無駄だよ
いままでしたこともないのに
ねえ、ぼくの名前を叫んでもどうにもならないよ
もうぼくには聞こえないから
ぼくは、考えながら、いぶかりながら、道を歩き、進んでいる
かつて一人の女性を愛した
彼女はぼくを子供と呼んだ
ぼくはその人に心を捧げた
なのに彼女はぼくの魂を欲しがった
くよくよし考えてもしかたがない
これでいいんだ

長いひとりぼっちの道を、ぼくはあるいている
どこに行くのかを 教えることはできない
さようならは、キミには上等すぎる
だからたったひとこと、さらばと言おう
君が不親切だったと言うつもりはない
もっと良くできたはずだけれど、別に気にしてはいない
きみはぼくの大切な時間を浪費しただけだった
もう二度と思い出さない
これでいいんだ

 許諾は、ボブ・ディラン氏本人から取ってある。なあに、オレとボビーの仲だ。何も心配することはない。
 証拠と言うわけでもないが、ボビーとのやりとりを以下に掲載しておく。
「先生、お久しゅうございます」
「おお、タカーシか。変わりはないか?」
「おかげさまで。先生もご壮健で何よりです」
「その”先生”というのをやめろよ。同じ詩人同士、立場は対等なんだから」
「……とんでもない。私が詩人だなんて」
「一度でも詩を書いたことのある人間は詩人だよ。いいかね、タカーシ。詩人は国家資格じゃない。自称だ。誰が決めるものでもない。ある日詩人たることを決意した人間は、その日から詩人なのだ」
「……でも、私のゴミみたいな詩は……」
「詩に優劣はないよ。すべての詩は宝石だ」
「ありがとうございます。でしたら、詩人同士ということで……ディランさん」
「ボビーと呼んでくれ」
「では、ボビー。さっそくお願いがあるのですが」
「OKだ」
「要件を聞かずに承諾するのですか?」
「詩人は詩人の申し出を断らない。それがどんな内容であっても、だ」
「実は、ボビー、あなたの歌詞を引用させて欲しいのです」
「引用? 変なことを言うじゃないか。詩は詩人の口から外に出た瞬間に万人の共有財産になる。違うか? それとも、私の詩が人類の財産ではないと?」
「ああ、ボビー。わかっているんです。あなたの詩は、私の血肉です。でも、ジャスラックが」
「ん? シャイロックがどうかしたのか?」
「いえ、ジャスラックです。日本音楽著作権協会、あなたの作品の日本における著作権を管理している財団社団法人です」
「私は、自分の作品を他人にまかせたおぼえはないぞ」
「でも、ジャスラックは、あなたの歌の引用を許諾しないと言うのです」
「タカーシよ、イエスキリストがペテロに託したものが何だったか知っているか?」
「信仰の権威でしょうか?」
「違う。誰もイエスキリストの代理はできないということを、イエスはペテロに伝えたのだ。だから、みだりに主の名をかたる者はニセ者だということのみが、ペテロの立場のすべてなのだ」
「では、ボビーの言葉を私のブログに書いてもいいのですね?」
「私の言葉はキミの言葉だ。聖書も同じだ。主のみことばは、生きとし生けるすべての子らの心のうちにある。聖書に著作権があるか? そのジャスラックという偽預言者は、人々の日々の祈りにも著作権使用料を要求しているのか? タカーシよ。私の歌を歌う者は私の権利を害する者ではない。私の歌を歌う者は、私の兄弟だ」
「ありがとうボビー」
「礼なら詩の神に言ってくれ。私もきみも、詩神のしもべにすぎない」

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コメント

個人が訳した歌詞にもシャイロックは文句をつけてくるのですか・・・・・ふむ・・。
ぼくも自分のブログに、Chicagoの「25OR6TO4」を、おそらく間違いだらけだろうけれど、原詩のリンクとともに訳して掲載しているけれど、まあ、市井の無名サラリーマンにまで文句はつけてこないだろう。ボビーとタカーシの会話、Goodです!。

投稿: ひらひら | 2005/11/05 18:01

>「私は、自分の作品を他人にまかせたおぼえはないぞ」

著作権は音楽出版社に譲渡されているのでは?

JASRACがどうのと言うより、才能のある人がその自覚と責任感を持たない昭和の大衆幻想に屈している、という考え方も、一応あるかな、と…。才能あるなら、必ず「出て」きますから。もちろん、壮絶な戦いにはなるでしょうけど、それは才能が更に磨かれる試練みたいなものですから、それと立ち向かってもらった方が僕らは面白いものが見れて楽しいのです。

文化も、その中身は概して残酷なもの、という側面はあるでしょうか。

投稿: 通りすがり | 2005/11/05 19:12

編集子Kです。
イン・ヒズ・オウン・サイトを編集しているときに頭をいためた問題です。ディランの歌詞がまさに的確に引用された日記があったのですが、結局歌詞は引用せずに本に掲載しました。
最初は手続きを取ろうとしたんですが、著作権を管理しているのはjasracではなくソニーミュージックで、引用だけでなく訳詞を含むとなると、アメリカに問い合わせて許可を得なくてはならないそうで、とても間に合う話ではありませんでした。ボブとそんな話がついていたなら、早く言ってほしかったですね。

投稿: 編集子K | 2005/11/05 21:09

著作権について語る素養は持ち合わせていませんが……。
在日35年に及ぶオランダのジャーナリスト、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏の名著「人間を幸福にしない日本というシステム」に思いが及びます。

投稿: 丹沢山人 | 2005/11/06 01:08


 私の知っている例では、ポールサイモンについて、それはそれは素晴らしいウェブサイトがあった(←過去形)。

残念ですよねえ。すばらしいサイトでした。
なにしろラジオ出演のテープ起しから、ルー・リード先生もご出演のあの映画(半年くらい前にこのコメント欄で持ち出しました)も、台本丸ごと翻訳しておいてありましたから。もう、夢のようなWebサイトでした。

驚いたことに、運営されていた方はプロの翻訳家じゃないのですよ。ご本人に何度かお目にかかったことがあるのですが、とある大変メジャーな企業にお勤めの方でした。

僕はとにかくポール・サイモンのファンなので、返す返すも残念です。

投稿: さいもん | 2005/11/06 02:02

>サイトの多くが、いつのまにやら、消えているではないか。

とっくにご存知のことかもしれませんが、
archive.orgでとりあえず閲覧はできるかもしれません。
そのURLがまだ残っていればですが・・・
優良サイトがなくなってしまうことも多いここ数年、
archiveにあれば、とりあえずコピってみたりもするのですが、
更新されないものを持っているというのも
それはそれで物悲しいものです。

投稿: ききじま | 2005/11/06 03:25

今回、冒頭の著作権のくだりは違和感を覚えたのですが
(歌詞が無制限に広範に複製されて良いものだとは
思わないし、現実的にその線引きも難しいと思うから)、
その後の詩人の会話の部分は本当に素晴らしかった!!
こんなユーモアとウィットに富んだやり取りこそ本当に
小田嶋さんの独壇場だと思います。
これが読めて本当に良かった。

投稿: 太郎 | 2005/11/06 04:04

こんにちは。ボビーって、いいヤツですねぇ…。

bobdylan.com はよいサイトですが、ボビーがこんな発言をしているというウワサもありますよぉ。

知的財産は、使うためにある
http://www.1101.com/2003_NEWYEAR/030104_yanase/yamagata.html

*****
ボブ・ディランにしても、当時は、
「食ってけりゃ、それで充分だと思ってた」
と言っていたわけでしょう。
実は彼は最近の著作権延長の裁判なんかに出て、
「当時オレとしては、
 著作権が死後50年だったら作らなかった。
 70年になるだろうから作った」
だとかわけのわからない証言をしていて。
‥‥ウソつけよと(笑)
*****

ちょっと著作権にはうるさいやつ(になった)かもしれませんよ。

投稿: Satoshi Tanabe | 2005/11/06 06:55

数年前、初めてネットに触れていらい夢見ていたのがロックの訳詞のアーカイブを作る事だったんですけどね。著作権云々以前にとても片手間の趣味で作れるもんじゃないと言う事に気付いて挫折したんですけれども、今でもファンが寄り集まって添削校正していけば素晴らしい物ができるのではないかと夢は見ているのですが、JASRACがこうでは萎えますな。
どうも日本のレコード業界は昔から洋楽の詞の重要性を理解していない、おざなりで間違いだらけの歌詞、訳詞といやがらせのようなライナーノーツの人選・・・  ロックを希求している若者にとってすぐれた訳詞は最大の販促になると思うのですが。

投稿: 44 | 2005/11/06 11:42

>どうも日本のレコード業界は昔から洋楽の詞の重要性を理解していない

 洋楽に限らず、CDのライナーノートのデザインがひどいですよ。いくらLPより面積が狭いからって、見る人間の視力に挑戦しているかのような小さな文字、色盲検査と見まがわんばかりの色づかい。
 ビジュアルデザインも大事でしょうが、歌詞を読めなければどうしようもないと思うのですが。

投稿: Inoue | 2005/11/06 12:09

>どうも日本のレコード業界は昔から洋楽の詞の重要性を理解していない

上に関連して。

《日本では、歌詞にかぎらず、ごく日常的なレベルでも、英語は日本語と同じようにちゃんとした意味を持つ言葉だ、と特に思われていないような気がする。》

これは、マーク・ピーターセンさんが、CDについてくる歌詞カードの翻訳のひどさに怒って書いた文章です(文春新書「英語の壁」)。

例もいくつか示されていますが、ひとつだけ引用してご紹介すると。

《ジミー・スコットの "Sycamore Trees" の冒頭の歌詞は "I've got ideas, man"(俺、いろいろ考えてるんだ) なのだが、日本語版のCDでは、これが "I've got idea man" となっており、対訳は「私には、アイデアマンがいる」となっているのだ。》

要するに、英語をちゃんと耳で聞き取れない人間(わたしのような人間)が、適当に聞いて適当に横文字で書いて、あとは、「まあこんなところだろ」と適当な日本語をあてる、というやり方が横行している、ということです。
原稿料はちゃんと取ってるんでしょうね、当然(笑)。
わたしも、これに似たケースにひっかかって物凄く腹が立ち、また仕事の上で支障をきたしたことがあります。

JASRACさまは、こういう、もとの歌詞を破壊して掲載したものについては、「著作権侵害」としないのでしょうか。ぜひともやってもらいたいところですがね。

投稿: sengawa | 2005/11/06 13:20

まとめてレスします。最初に
>編集者さん
 大丈夫。このコメントを書き終えたら仕事に戻ります(笑)

>丹沢山人さま
 ウォルフレン氏のその本は、読みました。鋭い指摘だけど外人に言われるとちょっとイヤな感じ……という微妙な読後感でした(笑)。「ホヤみたいなもののどこが旨いんだ?」と言われたみたいな。「うん、確かにマズいけどあんたに言われたくない」、という感じ。ちなみに私は、ホヤは食べません。気持ち悪いので。

>さいもんさま
《 驚いたことに、運営されていた方はプロの翻訳家じゃないのですよ。 》
 おお、そうでしたか。私の思いこみだったのですね。あまりにもレベルが高かったもので。
 とにかく閉鎖は残念なことでした。

>Satoshi Tanabe さん
 まあ、ボビーみたいな立場の人は、ハイエナに囲まれて暮らしてるようなものですからね
 寄生虫の方が身内な分だけマシだぜ、と、著作権団体については、それぐらいに考えているのかもしれません。

>44さん、>inoueさん >sengawaさん
 たしかに、ロックミュージックの音盤についてくるライナーノーツは、あれは商品の体をなしていませんね。
・聞き取りの歌詞:六本木不良外人クオリティー
・訳詞:英検3級レベル
・デザイン:学園祭のパンフレット水準
・文字の大きさ:豆本クラス
 思い出せる範囲でいくつか。
・ブルース・スプリングスティーンの何かのアルバムの歌詞カードに、「行く牛を邪魔しないでくれ」という謎の一節があった。
 さんざん考えた末にたどりついた結論→《「行く牛」は「行く手」の誤記》。解明した時はちょっとうれしかった(笑)。
 まあ、手書き原稿の時代でしたから。それにしても、誰も校正しないのか?
・ジャニス・イアンのアルバムは、なぜか訳詞を落合恵子が担当していた。これが殺人的にひどい翻訳だった。透明な感傷を歌った格調高い歌詞が、クソ甘ったれた愚痴に変換されていた。
 ヘンなライナーはいらないから、歌詞についてはWebで公開するなり、ファンの運営に委ねるなりしてほしいです。ぜひ。

投稿: 小田嶋 | 2005/11/06 17:44

「くよくよするなよ」は、『「鶏が鳴く前に、あなたは三度わたしを知らないと言う」と預言したイエスの言葉を思い出し、中庭でさめざめと泣くペテロ』の話がベースだったんですね。
コラムと引用が切っても切れない強固な関係になっていて、仮にJASRACが歌詞を外せなどとのたまったら、JASRACは詩も芸術もまったく理解していないし、するつもりもないという証拠にもなるという構成。凄いです。

投稿: マーケッター五郎 | 2005/11/07 12:23

 初期ディランの最高に調子っぱずれの傑作がRainy Day Woman # 12 &35 。
 どれほど努力をしようと周りの皆が石を投げてお前の邪魔をするぞ、と嘲笑する愉快な歌だ。
 由来はヨハネ伝8章7節の有名な台詞「汝らの中で罪なき者 まず女に石を投げよ」
"He who is without sin among you, let him throw the first stone at her." John 8:7

ディランに限らず欧米のロックは聖書に題材をとったものが無数にある。
 ミック・ジャガーが17歳の少女を起用して話題になった映画「アルフィー」
http://www.jossstone.co.uk/
サントラ盤にBlind lead the blind,という曲があった。
And if the blind lead the blind, both shall fall into the ditch." (Matthew 15:14)
もし盲人が盲人を道案内したとき 二人とも穴に落ちてしまう(マタイ伝15章14節)
 我が国で身体障害者を山車にした歌詞など絶対に許されないだろう。
 
ヘビメタグループ、メタリカの初期ヒットCreeping Death は旧約聖書の出エジプト記(Escape from Egypt)を歌ったものだ。
http://www.crystalinks.com/moses.html

 ユダヤ人の先祖、モーゼとエジプトのファラオの対決を描いたスリリングなスラッシュメタルである。
Hebrews(ヘブライ人) Pharaoh(エジプト王) Goshen(ゴシェン:地名) Lamb's blood (子羊の贖罪の血)といった台詞は、とてもじゃないが普通の日本人が注釈なしに聴ける曲ではない。
 20年前のデビューから今日に至るまで、ソニーミュージックのデタラメ極まる誤訳のためにメタリカは「うるさいだけのガキの音楽」として捉えられてしまった。

投稿: toyoo50 | 2005/12/21 12:34

初めまして。三浦轍(みうらわだち)と申します。
いろいろ思うところがあり、ボブ・ディランの歌詞をぽつりぽつりと訳しております。
目標は全曲なのですが、なかなか思うようにはいきません。これで校了と思って公開しても、後日読み返すと手直ししたい箇所がみつかり後悔する。その繰り返しです。

そんな私にとって、小田嶋様のこの記事とそれに連なる皆様のコメント群はかなり刺激的な内容でした。

投稿: 三浦轍 | 2006/01/26 14:49

Hello! Good Site! Thanks you! kkqqzjrwzxma

投稿: twhaoqznup | 2007/10/12 04:46

こんにちは、いつも楽しくコラムを拝読しております。
私もメールが来て長年続けたブログを削除しました。音楽だけのブログでもなく、日記の一つとして、ときどき洋楽を引用し自分の考えを述べていました。しかし、音楽が好きなのでどこで口笛を吹いたか全部思い出せず、一気に消すしか道はありませんでした。

ボーカルの声が微妙に変わっていくのは歌詞の意味が一致しないとわからないわけで、そこが歌の最大の魅力だと思っているのですが、引用も出来ないようでは、内容を検証することも出来ません。英語ができない人は音としてしか音楽を聴けない世の中になっていきます。いつしか日本人の脳内は鹿威しが響き渡ることでしょう。

こんな10年も前に小田嶋さんがブログで書いてくださっているのに、私も含めて、いまだ世の中にこの件が普及しておりません。「シャイロックが来る」という言葉はもしかしたらどこかで聞いているのかもしれません。しかしシャイロックの話は冗談にしか思えませんし、調べないと分からないので、なかなか本体に辿りつけないという不思議な仕組みになっています。

最近は口笛を吹いてもいいブログ運営会社がいくつか存在するのも、非常に紛らわしい自体となっています。そのブログ民族でないと、摘発される様はかつての帝国を彷彿させます。

大好きなシンガーを必死に応援していましたが、彼女がファンに無料配布した歌詞で私はボロボロです。善意の罪が拡大しております。
現在私の思い出が全て消え去って泣き寝入りです。請求が来ているし、お金もないし、踏ん張れませんでした。今、小田嶋さんのブログを読んで他にも辛い人達がいるのだと、自分を慰めているところです。

投稿: 帝国の憂鬱 | 2016/09/14 21:55

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