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2005/06/02

貴乃花

 痛ましい限りですね。
 いや、亡くなった先代じゃなくて、現役の親方の方が、ですが。
 しかるべき医者が診れば診断がつく人、という気がします。

 参考までに、2003年の1月21日に読売weeklyに書いた原稿を掲載します。

 貴乃花の引退会見に立ち会った人々が異口同音にもらした感想は
「表情が柔らかくなった」
 ということだった。たしかに、記者会見の席での貴乃花の顔つきは、この十年ほどの間、われわれが見慣れてきた横綱の表情とは明らかに違っていた。
 しかしながら、それでもまだ貴乃花の表情は、平均的な日本人の水準からみてガチガチに硬かった。兄である元若乃花の顔面硬度を25とするなら、貴乃花のそれは82ぐらいに相当する。ちなみに日本人の成人男子の平均顔面硬度は50ぐらい。小泉さんは65。硬いぞ。
 ……何が言いたいのかというと、つまり、横綱になって以来のこの十年ほどの間、貴乃花は、ほとんどひとっかけらも人間らしい表情を見せなかったということだ。だからこそ、会見の席で覗かせたほんの2ミリほどの頬の緩みが、絶大な表情の緩和に見えたわけなのである。
 古いVTRを見ると、子供時代の花田少年はごく普通ににやにやしている。
 新弟子時代、新十両の頃の録画を見ても、それぞれに嬉しそうだったり恥ずかしそうだったりして、年頃の少年らしいビビッドな表情を残している。
 一変するのは、たぶん、最初の婚約が破れてからだ。
 婚約解消の理由について貴乃花が
「愛情がなくなったから」
 と言った時、メディアの攻勢は、攻撃に変わった。恐ろしい瞬間だった。
 もちろん、貴乃花がそんなことを言わなければよかったのだと言えばその通りだ。が、貴乃花の側にその言葉を言う必要がなくても、メディアの側には、なんとしてでも破局の理由を追求する動機があったわけで、とすれば、すったもんだの挙句に、二十歳の青年がうっかりと不適切な理由(それが真の理由であるのかどうかはともかくとして)を口走ってしまったのも無理からぬ話ではないか……とは、当時は誰も考えなかった。冷血漢。……以来、貴乃花はあの鉄壁の無表情を身に着けるようになった。冷血漢。
 サッカーの中田や、野球の野茂など、メディアとの不毛なやり取りを繰り返すうちに表情を亡くしていったスポーツ選手は少なくない。が、その中でも貴乃花は別格だと思う。貴乃花の無表情には、単なる表情の乏しさを超えた、感情そのものの死滅を感じさせる何かがあった。
 たとえば野茂英雄は質問に質問を返すやり方でインタビュアーの意図を外そうとする。中田英寿は過度に紋切り型の回答をすることで質問の凡庸さを揶揄しにかかる。が、そうやってメディアに復讐をたくらむ彼らとて、視線だけはしっかりと質問者の視線をとらえている。貴乃花の目は、はじめから死んでいる。彼の目はインタビュアーの目を見ない。カメラも見ない。貴乃花は、視線そのものを空間に消失させているのだ。そこまで徹底した無表情を私はこの人の顔以外に見つけたことがない。
 この度、意外なほど多くの人々が、貴乃花の表情の復活について語るのを聞いて、ちょっと安心した。みんな、気にしていたんだなあと思ったからだ。
 そう、誰もが、貴乃花の無表情を心配していたのである。
 それも、単に傍観者として心配していただけではなくて、若干、加害者としてのうしろめたさを自覚しながら、気に病んでいたのだと思う。
 他人の家庭に土足で上がりこんでいた人間の共犯意識。大げさか?
 ともあれ貴乃花よ。幸せになってくれ。そして、俺たちを許してくれ。(Yomiuri Weekly 2003年1月)

 ……この時点から、貴乃花の表情は大幅に緩くなったわけだが、以来、芝居がかった奇妙なしゃべり方が目立つようになって、現在に至っている。
 何があったのかは知らないが、台本を読んでいるみたいなあのしゃべり方は、引退会見以来、一貫している。
 あの髪型といい、いったいこの先どういうことになるのか、心配ですね。
 ついでに、2003年1月13日に同じく読売weeklyに書いた若乃花についての原稿も掲載。googleデスクトップって便利ですね。自分が過去に何を書いたのかがたちどころにわかる。ネタのカブりを防ぐ意味でも非常に有効。

 久々に花田勝を見た。
 ん? わからない。元横綱の若乃花です。と、言ってもまだ思い出せない? じゃあ「おにいちゃん」ならどうです?
 そう。貴乃花の兄。若貴兄弟の孝行息子、若乃花こと花田勝です。
 かく言う私も、一瞬「誰だこいつ?」と思った。いや、思い出せなかったのではない。画面に現れた花田勝に対するリアクションを決定するまでにちょっと時間がかかったのだ。っていうか、困惑したわけです、みなさんと同じく。21世紀のまっとうな日本人は、花田勝の現状に、一瞬、当惑するのですね。
 というのも、多くの日本人にとって、花田勝は、現実の人間であるよりは、記憶の中の出来事であり、それも、どちらかといえば、なるべく思い出したくない種類の、「いやな思い出」だからだ。
 「スポーツうるぐす」の共演者一同も花田を扱いかねていた。ゲストとしてもてなしたものか、スタッフ仲間の一人として扱うのか、それとも相撲評論家として遇するべきであるのか、誰もが困惑し、あげくに、彼を放置していた。
 誰にもからんでもらえない花田は、しかしながら、その薄い空気を感じ取る様子もなく、終始、にやにやしていた。
 ああ、なんと痛ましいことだろう。いまや、誰もがおにいちゃんのにやにや笑いを持て余している……
 理由は、タレントとも評論家ともスポーツ選手ともつかないこの分類不能なテレビ出演者が、一種の放送事故だからだ。料理番組のまな板の上にとまっているハエみたいな。って、言い過ぎか?
 ある一時期まで、花田勝は「おにいちゃん」だった。その名前は、花田家という「理想の家庭」の中核であり、世にあまたある不完全な家族たちにとって、憧憬の対象だった。
 愛嬌があって如才の無い兄。不器用だが純粋な弟。頼りがいのある寡黙な父。そして一家の太陽であり部屋のおかみでもあるパーフェクトな母親。
 嫁も一流だった。長男のつれあいはモデルとしても鳴らした元スッチーで、あどけない笑顔が魅力だった。次男の嫁は、女子アナ出身の才媛で、フランス留学の経験もある上品な美女だった。
 ……が、すべては、嘘だった。
 メンバー全員(?)が不倫をはたらいていたこともさることながら、「理想の家族」の内実は、煉獄だった。
 弟は奇妙な整体師に入れあげて兄を敵視しはじめるし、父親には家庭内暴力の噂があり、母親は出入りの医者と不倫を繰り広げた挙句に居直りの手記を出版した。おにいちゃんも悲惨だった。相撲協会を飛び出して、タレントとして出発したまでは良かったが、横綱の肩書きをのけてみるとトークがイケてるわけでもないし、気が利くわけでもなかった。加えて、度重なる不倫騒動とセクハラ疑惑。さらに突然のアメフト挑戦と、そのあまりに予想通りな失敗。
 正直に申し上げて、一時期ファンだった(←遺憾です)者として、私は彼を見ると胸が痛むのである。
 同じ感慨を抱く人は多いと思う。
 そう、過疎の村で暮らすご老人や、都会に散らばっている独身者たちにとって「おにいちゃん」は、ある意味で、本当の家族より近しい人間だったはずなのだ。とすれば、彼らにとって現状のおにいちゃんの絵は、あまりにイタい。
 せめて、あのにやにや笑いをやめるか、でなければ、ちょんまげにまわし姿でタレント再出発というのはどうだ? 
 裸一貫ってことで。(Yomiuri Weekly 2003年1月)

 ……こうやって兄弟それぞれについてのテキストを並べてみると、私のスタンスは、どちらかといえば貴乃花の方に好意的に見えるかもしれない。
 でも、ちょっと違う。
 好意というよりは、憐憫。
 似ているようで、かなり違う。
 
 

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コメント

 人は、自分が手に入れられなかったものをアイドルに仮託するものですが、若貴ファミリーに対しては、それが文字通り「家族」だったわけですわね( ..)b
 で、仮託して盛り上げた分、リアルがむき出しになった時の衝撃は凄いことになったと( ..)b
 当の祭り上げられた側もそうなら、仮託してマンセーしたマスコミ様方、および一般ピープルにとっても「思い出したくない」ものになってしまった、と。

 なんといいましょうか。こういうときこそ、モンティ・パイソンですよ。『ライフ・オブ・ブライアン』のラストを飾るエリックの歌があるじゃありませんか。いつも人生の明るい方をみていよう、未熟さに悩んだら口笛を吹こう、お辞儀して幕引きに望もう、ゼロから産まれてゼロに帰るのが人間なんだ!

 あの一家は、メディアと組織と偶像を欲する大衆の板挟みになった、いわゆる全員の共同正犯によって誕生した気の毒な象徴ですが……だからといって時は戻せない。マスコミが偶像を持ち上げるのはこれからも続くし、アイドルを欲する人々の願望は止まらない。でも、そんなものは、人生の終焉に置いてはほんの一部に過ぎない。
 せいぜいそうやって割り切り、あるいはどこかで諦観して人生を過ごすのがいいのでしょう。
 で、そういう諦観が逃げで欺瞞と思うなら、CS・スーパーチャンネルでやっている「OZ/オズ」でも眺めて、とことん鬱な気持ちになるのもいいでしょう。ちなみにこのドラマの第13話「家族」の冒頭ナレーションはこうでした。

 家族!
 家族は人の人格を作り、人生を方向づける。俺たちが人生で出会う人間とのつきあい方はぜーんぶ自分の家族との関わり方が基本になってるんだぞぉ!
 だから、世の中はこんなにクソなのさ!

投稿: みきはら | 2005/06/02 11:12

この兄弟の悲劇は生立ちの時点で決定的でした。故人であった親方が自分達の実の父親ではなかったという(あくまでも噂)事実。そしてそのことを弟は知っていたのに、兄は知らなかった。
故人である親方に種がなかったことは、かなり有名な話でした。歴代横綱の一人と弟の写真を並べてみると、衝撃の事実が現れます。
そういえば、今年のダービーはディープ・インパクトが制しましたね。

投稿: ハマの住人 | 2005/06/02 11:21

僕も好きでしたよ。実際若貴時代は興奮
しました。バブルでしたね、日本は。
特にお兄ちゃんが好きでした。
曙をブン投げた取組は今も憶えていますよ。
下半身が叔父さんそっくりで、もしかして
父親は・・・?なんてそのころから腐ってまし
たね。僕は。w
それにしても日本のプロスポーツ選手の
ツブシの利かなさにはがっかりですよね。
超一流の選手でも遣い切れない金を貰う
わけじゃないし、横綱っすよ、国宝っすよ。
弁護士や医者になれとは言わないけども
タレントor指導者しかないのでしょうか?
あとはスナックチャンコ屋、別に水商売が悪い
とは言いませんが「ヨゴレ」な感じは否めず。
せめて学校の先生にでもなったりすれば
身分は安定するしいいと思うけど生活レベル
維持の為にはヨゴレるしかないのでしょうか?

投稿: にんにく | 2005/06/02 11:22

はじめまして。楽しく拝見しております。
僕も現役当時の貴乃花のファンでありましたが、昨今の彼の姿には寂しさを感じています。
そしてあの髪・・・
パッと見
ジャッキー・チェンかチャゲアスの飛鳥かと・・・

投稿: バタバタ | 2005/06/02 17:05

あの家族にみるそれぞれの惨状は、しかるべき医者が診断できる病気というよりも、夏カゼをひいたり高い所を好んだりハサミと同様に使い道があると例えられる性質のものかとおもっているのですが。
相撲バカの父に、能天気バカの兄貴、利巧を気取りたい素がバカの弟、色バカの母・・・・・
Let It Be バカファミリー でも合掌。

投稿: 古今亭 | 2005/06/02 20:02

>あとはスナックチャンコ屋、別に水商売が悪い
とは言いませんが「ヨゴレ」な感じは否めず。

 あの名ボクサー具志堅ですらレストランを開いていると聞きます。ボクシングコーチだけでは食っていけないのでしょうかね。

投稿: Inoue | 2005/06/03 13:38

逆を言えば、知名度がある程度高い人だけが、引退(廃業)後もサービス業で食べていくことができる、とも思います。

相撲で言うと、協会に残れる人やマスコミで生き残れるような超一流(人気力士)力士や、そこそこ知名度を生かせるくらい活躍した力士以外は、路頭に迷うことも少なくないのが現状なのでしょう。(僕の同級生は、幕下にも上がれないまま廃業して、現在整体師になるべくがんばっています。←これもありがち)

まー相撲界はある意味異常で、二子山親方死後、貴ノ浪の親方株購入の為に、部屋を担保に入れている、ということが報道され、弟子の為にそこまでするなんて、本当にいい人だったんだと思う一方、大相撲隆盛期を支えた人気大関ですら、借金をしなければ協会に残れないという現実に、違和感を覚えました。

投稿: tmac | 2005/06/03 14:24

×親方株
○年寄株
誤りでした。

投稿: tmac | 2005/06/03 16:13

>歴代横綱の一人と弟の写真を並べてみると、衝撃の事実が…

 え~、初耳。衝撃度はさるやんごとなきお方の母上が、*も*くら、だった に匹敵しました。

投稿: ろべると | 2005/06/03 23:27

Weblog / 2005-06-04 05:33:49

 かって大阪冬の陣で豊臣秀頼がコロされた時、そのファミリーの特殊性に関してあらぬ噂がしばし飛びかったのではなかったか?いや、貴顕なる一族に生まれた二世の真価は、厚いヴェールに覆われていて確かめがたく、世評も聖俗両極に裂かれるのが世の常なのだが。秀頼のケースでは、秀吉から何を受け継いだのか、受け継がなかったのか、その兆候が顕われることなく歴史の深い暗渠に没っし去ってしまっている以上いかなる憶測も可能なわけである。さて、秀頼は有能だったのか、単なるでくのぼうだったのか、秀吉のタネは不発のままはじけ飛んでしまった。
 ドラエモンとのび太が兄弟のように機能するファミリーを想像してみると、本当は怖い童話にも似て、ホリエモンがいかがわしい香具師だったのか、革新的なニュ―ビジネスマン実業家であったのか解らず、世間も手をこまねいているかのようである。その二面性を具体的に具現しているかのように、若乃花と貴乃花は存在し、ふたり並んで亡父の葬儀を営んでいる図は怪談っぽい。
 ナガシマが倒れたときの一茂のしきりが意外に評判がよかったのも、不肖の息子という前評判が高かったゆえにそれがくつがえった時、実体はさほどでもないのにその逆転のイメージが鮮やかなのでトクをした。今回も、おにいちゃん花田勝クンの弔いの挨拶が意外にしっかりしていて、テレビを見ていたぼくらもホッとした部分があって、それが今回のヤな事件の唯一の救いになっているんとちゃうかいなぁ。

投稿: あおきひとし | 2005/06/04 06:02

>歴代横綱の一人と弟の写真を並べてみると、衝撃の事実が…
さう言われると鼻筋の似た人がいるかも もしかしてぇ ○○○?

投稿: ari | 2005/06/05 00:49

連続投稿失礼致します

貴乃花親方の会見では彼のオコチャマ度が露呈してしまったわけですが おかげで
読み方は同じでも今度の女将さんはもっとしっかりしてると
思っていたのにってところまでばれちゃいました。
二子山部屋だって前の女将さんだったのでもっていたよーなものです。
部屋の親方という呼び方は特殊でも自営業の社長でしょう?つまりは。
あのような発言をする上司についていこうと思う部下がどのくらいいるのでしょうかね。
世間様を知ったお兄ちゃんが「彼はこれから勉強していくでしょう」と
言ったのは深かった!?

投稿: ari | 2005/06/06 21:38

毎日のようにテレビ出演して自らの主張を繰り返している貴乃花の姿は本当に見苦しい限りです。母親の憲子さんが述べていたように、社会勉強が足りないというか、大人気ないというか見るに耐えません。何も言わない若の花の方が賢明で大人だと思います。そもそも「資産」というものは自分の努力で形成するものです。逝去された二子山親方の遺産も本人と憲子夫人の努力で築かれたもので、親から相続したものではありません。親の義務は子供を成人まで育て、社会で通用する教育や技能を備えさせることで終了です。その後は自らの努力で生活していかなければなりません。
にもかかわらず、遺産相続で骨肉の争いをするなんてもっての外です。法律的には相続権はありませんが、二子山親方と二人三脚で資産形成に尽力した憲子元夫人と闘病生活を最後まで支えた内縁の妻に遺産を受け取る資格があると思います。若の花、貴乃花の二人にはその資格はありません。その点が法律と現実の矛盾点だと考えます。二人共、相撲取りの最高峰である横綱にまで昇進した立派な社会人です。親の遺産などに頼らず、自分の力で財産を築いて貰いたいものです。もう一度言いますが、二子山親方は親からの遺産を受け継いだのではなく、自らの努力で現在の
資産を築いたのだということをよく考え、見習って貰いたいと思います。

投稿: アグネスちゃん | 2005/06/17 08:47

貴乃花に声援を送りたい。
人生不真面目な生き方している兄貴や
母親にしゃべる権利はない。

投稿: さかい | 2005/06/19 18:58

勝君に声援を送りたい。
社会の常識を知らない馬鹿な弟はもうしゃべるな。

見苦しい!

マスコミ使って騒動を大きくしたのは馬鹿弟だし、それを面白がって煽るマスコミも報道と言う名のコメディも飽きた。

投稿: かば | 2005/07/06 12:39

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